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2009年3月18日

アメリカン・ピーチパイ(2006)

- 助平が勘違いする -

アマンダ・バインズは女子サッカーチームの有力選手。ところが部は廃部になってしまい、男子チームへの参加も拒否される。その関係で恋人とも仲たがいした彼女は、対抗する高校のサッカー部に兄の身代わりになって潜入し、男子としてサッカー部に入部することに成功する。

ルームメイトはイケメンのチャニング・テイタム君。彼の恋の手伝いをするうちに、バインズはテイタム君を好きになってしまう。

サッカーのほうも上達し、レギュラーになって対抗戦に出場することになるが、両親や社交界、クラスメイトのカワイコちゃん達を交えた状況が複雑に絡まり、試合中に正体がばれそうになる・・・

ヘアスプレーで主人公の友人役だったアマンダ・バインズが主演。

二級品の青春ラブコメディといえばそうだったが、一級に近い出来上がりだった。主演のバインズは、おそらく子役のキャリアが長い女優だろう。完全にはまったパターンの演技で、それが安心して見れる効果を出していた。芸術かぶれした演技派だと、逆に安心できないのだ。

話も考えてみればよくできていた。お互いの意図が複雑に絡んで、とうとう正体が暴露されそうになるストーリーが完全にできあがっていた。なかなか無理な話になることが多いものだが、この映画は完成度が高かった。

校長役と彼女の正体を暴く学生のキャラクター設定には少々問題があったかもしれない。あの学生は非常に面白いキャラクターを演じることができたはずなので、敵役としてもっとメインを張ると良かったのに、出番が少なかった。

脇役の美容師も、通常なら完全なオカマを演じると思うが、いたってノーマルでつまらなかった。なよなよした美容師が、「いいか、男を演じる時にはこうするのよ。」って、思い切り男らしくすると面白い。志村けんを紹介してあげたかった。

観ていて楽しかった。この作品は家族で観ることができると思う。ちょっとエッチなシーンもないではないが、許せる範囲ではないか?あまり下品ではない。恋人と軽い映画を観て笑いたい時には、ほんとに完璧な映画。

おそらく青春映画を年中作っている集団が、伝統の技で作ったんだろう。

タイトルもよく考えてあった。何かスケベな話で女子更衣室が頻回に出てくる話かなと想像するバカな男が借りたくなるようなタイトルだ。何を隠そう、私はその口だった。でも面白かったので、「チェッ覗きシーンがなくてつまんない。」とは思わなかった。(少ししか)

 

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