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2009年3月 6日

ヴァン・ヘルシンク(2004)

- 佳作? -

ヴァン・ヘルシングは記憶を失っているところをバチカン当局に拾われ、今は怪物を退治するプロになっている。

彼に現地の仲間を助け、ドラキュラを退治せよという指令が下る。さっそく新しい武器を持って仲間と旅立つ彼だが、現地では厄介者扱いをされる。しかも襲ってくる吸血鬼達が手強くて劣勢が続く。

ドラキュラ達は何かの実験をしている。彼らの根城にいったヘルシングは、恐ろしい計画に気がつく・・・

・・・主演はヒュー・ジャックマン。現在、この種の映画では最高の迫力を見せる役者だと思う。独特の暗い雰囲気が過去のトラウマを表すし、表情がはっきりしているので観客に訴える力がある。出演作で最もヒットしたのはXーメンかと思うが、この辺の説得力が充分に発揮されていた。彼なしでは、あのシリーズはありえない。他の役者は代替可能だった。

いっぽうヒロインのケイト・ベッキンセールは、私には?だった。もちろん大変な美人で色気もたっぷりだったが、この役に合っていたのかどうか?少しまぶたが重そうな色気のある顔が、この作品のヒロインのイメージとは合わなかったような気がする。

彼女の衣装にも疑問を感じた。おっぱいの部分が目立つような服装だったが、あれはかえって逆効果だ。むしろお尻のラインを強調したワイルドな衣装か、完全に体にピッチリしたボンテージ風のほうがスケベ男の興味を引いたのではないか?こんなことクドクド論じている自分こそ、完全にスケベ丸出しであることに気がつくが。

飛び交う吸血鬼たちの映像は良かった。この手法は独特だ。顔が急に変わって、口が大きく開く化け物は、「アイ・アム・レジェンド」や「リーグ・オブ・レジェンド」にも出てきた。私の感覚では頻回に見せないほうが効果的だと思うが、彼らは気にしていなかったようだ。美しい女の姿と化け物の姿の変身も自然で、見事なテクニックだった。

でもドラキュラ役は迫力がなかった。目に力のないドラキュラなどありえない。どんなに小柄で、やさおとこでもいいから、目だけは怖い役者が望ましかった。さらに、もっと魅力を上げて主演を喰うくらいの位置づけだったら面白くなったと思う。   

話の筋はちゃんとしていて、盛り上がりも自然で役者達の必死の形相も充分に高いレベルだったと思う。いまひとつ大ヒットしなかったようだが、もともと大ヒットを狙うテーマではないので、結構な佳作と評価すべきと思う。

家族や恋人と観ても、それなるに面白いのでは?

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