映画評

  • 当劇場は劇場主のための映画館です。訪問者を期待しておりません。内容の客観性、正確性は保障できません。でも、真摯な批評を目指します。

劇場主

  • 乙女座 AB型 どの占いでも最悪の運勢 内科クリニックやってます。

Conflict of Interest

  • 特にありません。

おことわり

  • 当劇場は誹謗中傷を目的としておりません。もし権利を侵害されたと感じられた方は、申し訳ありませんが管理会社や公的機関に御相談ください。

« オールド・ルーキー(2002) | トップページ | シリアナ(2005) »

2009年3月10日

ユア・アイズ・オンリー(1981)

Kitui

- 懐かしいテンポ -

ギリシャで、イギリスの情報収集船が沈没し、秘密機器が海の底に沈んでしまった。イギリス政府は引き上げを海洋考古学者に依頼した。しかし、何者かによって学者は殺されてしまう。学者の娘は超美人のキャロル・ブーケ嬢(写真)。復讐を誓う。

いっぽうジェームズ・ボンド(ロジャー・ムーア)は、犯人を調査するためスペインに飛んだ。しかし犯人は殺され、ボンドはブーケ嬢とともに激しいカーチェイスで殺し屋から逃げる。

今度は殺し屋の正体を探るべく、イタリアのスキー場に行く。そして、なぜかスケーターのリン・ホリー・ジョンソンとブーケ嬢までが集まる。今度はスキー場でバトルが繰り広げられる。KGBのスキーヤーなどと激しい追走劇の合い間には、いつものように女性達とデート。

さらにはギリシアに登場し、そこでギリシアの富豪クリスタトスと密輸業者コロンボのいずれかが悪玉と判明する。ついでに伯爵夫人とデートし大忙し。しかし、伯爵夫人は殺されてしまう。

美しい水着姿を披露するブーケ嬢と海に潜ったボンドは、ついに問題の秘密機器を見つけ出すが、クリスタトス達が待ち受けていた・・・

・・・テレビで観賞。懐かしいロジャー・ムーアが主演。階段を駆け上がって敵の殺し屋を撃つ場面があったが、明らかに動きが遅い。あんなんじゃ、逃げられてしまう。でも、ロケ地はよく考えてあった。ロジャー・ムーアの体力に合わせて、車が遅れてくるような場所だった。

ただし、万事がそうなので、テンポが遅い。今のボンドはかなり身のこなしがいいのでスピーディーな展開が可能だが、ロジャー・ムーアは確かショーン・コネリーよりも年上なので、無茶はできない。顔はボンド役にピッタリなんだが。

それと‘モジョ’が足りない。欧米女性の感覚は私には解らないが、彼は紳士的すぎるようなイメージがある。胸毛はあったかな?

キャロル・ブーケ嬢(写真)は眼がきついが美人でスタイルもいい。あの眼は懐かしい。昔、医局の補助員をしていた女性の目つきだ。じっと見つめられると「何か要求されているのかな?」と、勝手に勘違いする男が出そうな眼だった。でも、眼がきつすぎて、彼女の表情は読みにくい。女優には向かないと思う。

リン・ホリー・ジョンソンも懐かしい。この映画におけるキャラクター設定が解りにくいが、かわいい印象だけは残った。もとがプロのスケーターなんで、スケートをするシーンくらいしかなかったが、あの時点でラブシーンなんかやれないキャラクターだった。

プールのシーンでは今のボンドガールよりも明らかに太目の女性達が目立つ。あれが私としては好ましいと思う。皆がモデルスタイルではつまらない。

スケートで逃げる場面が最高のできだった。演じたスタントマン氏の腕は素晴らしい。ボブスレーかリュージュのコースをスケートやバイクですべるなんて、オドロキの技術だ。今観ても感心する。

テンポが遅いが、懐かしいテンポもいいのでは?ただし、この作品は恋人と観てはいけない。テンポが遅いとシラケル人も出る可能性があるからだ。スパイ映画でシラケたら最悪だ。ハラハラしないといけない。スピードはハラハラの大事な要素だ。

« オールド・ルーキー(2002) | トップページ | シリアナ(2005) »