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2009年1月31日

インディ・ジョーンズ4(2008)

- モジョ不足 - 

冷戦下のアメリカ。ハリソン・フォードは静かに大学で教鞭をとっているはずだった。しかし、妙な連中に拉致されてしまう。彼が連れて行かれたのは、政府が管理する倉庫だった。そこで、彼がかって研究した秘密の頭蓋骨のようなもの(クリスタル・スカル)を探すことを強要される。

強力な磁力を持つ、その物体を手に入れたスキをついて脱出した彼だったが、なんと原爆の実験現場に遭遇し、被爆してしまい、ついに一生を終えることとなった。

・・・てなことはなかった。ハリソン・フォードくらいになると、放射能くらいでは死なないのである。

彼は、かっての研究者仲間を探しながら、ついに問題の物体が眠るジャングルの奥地にたどり着くが、原住民やソ連の軍団などとの戦いが展開される。なぜか平坦な道をカーチェイスしていたら、突然崖から車が落ちるという不思議な話もあったが、そのへんの話の矛盾は舞台をギニアやベネズエラの高原に置いたことで、なんとか説明できると思う。

古代の遺跡の奥に潜む迷宮を探検した彼らは、ついに問題の物体の正体を知ることとなるが、そこはお約束の展開で、追ってきた敵に銃を突きつけられて、今までの苦労は水の泡、敵に全部かっさらわれてしまいそう・・・・

ご存知、ルーカスと共同で作ったスピルバーグ監督のシリーズ。年末にビデオで鑑賞。

2008年6月公開の映画が、もう11月にはビデオ化されるとは!大ヒットした作品はビデオ化が遅れる傾向があるので、この作品はそうでもなかったようだ。興行収入を調べてみると、少なくとも圧倒的というほどではない。なぜか?

やはりハリソン・フォードの年齢がネックだったのかも知れない。冒険野郎がケガをしないか用心しているようでは作品になれない。とんでもないアクションをこなしてこそ、見たいとおもうのであるから、身のこなしは大事だ。

しかし、かってのインディ・ジョーンズシリーズにおけるフォードの動きも、けして良いとは言えなかった。もともと大柄なほうなので、動きはのろく見えた。ただ、顔の表情、目つきが男盛りでタフな感じを漂わせていたので、それがカッコよかったのだ。

今回は、たぶん相当なトレーニングを積んだのだろうが、特にお爺ちゃんめいた印象を受けるほどのことはなかったと私は思う。でも、何かが抜けていた。映画用語で表現すれば、いわゆる「モジョ」か?次々と女が寄ってくるような魅力がなかったのは確かだ。

ラブシーンなんぞには無理があったのだが、今回は思わぬ愛の復活劇があった。シリーズのファンとしては面白かったが、若い人たちにはどう写ったか?敵のロシア人の女性と愛を込めて何かがあるかと期待するのは無理だったか?そういえば、敵の科学者は愛嬌がなかったなあ。

特撮の技術の向上は素晴らしかった。まず原爆のキノコ雲を下から見上げるシーンには参った。そしてラストの異次元空間の表現。素晴らしいデキだったと思う。

でも、やっぱモジョが不足していた。敵の悪党女を寝返らせるような魅力がないと、全然ヒーローらしくない。かくしてシリーズは終わっちまったわけだ。

 

 

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