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2009年1月 3日

タワーリング・インフェルノ(1974)

- 超大作だわ  -

随分と古い映画になってしまったが、今回テレビで鑑賞。

ポール・ニューマン演じる設計技師は、高層建築を次々と建てている。今回彼が設計した超高層ビルが完成し、本日はその記念パーティーが開催され、各界の著名人が集まりつつあった。

パーティー準備のために電源チェックをしていたスタッフは、配線ケーブルが設計のものと違うことに気がつく。社長令嬢の婿が経費を節約するために、品質の低い物に替えていたらしい。倉庫室から出火し、火は折りしもパーティーが始まったビルの中で徐々に拡がって行った。

ビルのスタッフ達の中では、設計技師とキャリアウーマン、秘書室長と秘書?などがラブシーンを演じている。しかし、彼らの部屋にも火の手が迫っている。

消防署のチーフはスティーブ・マックイーン。テキパキと対処し、市長だろうと誰であろうと権限で言うことを聞かせる迫力がある。火事場で活躍した後は、屋外の宙づりエレベーター、さらに奇想天外の水道タンク爆破までやらかしてしまう。

タワーリング・インフェルノは、超大作の記念碑的な作品で、公開当時田舎の中学生だった私にも評判が伝わってきた。映画関連に限らず、いろんな雑誌で紹介されていたし、また結構ヒットもした。よく出来た娯楽作品だった。

かってポール・ニューマンが主演した映画で、エキストラのスティーブ・マックイーンが殴りかかるシーンがあったらしいが、この作品の当時では2大スターの共演と評されて、ほぼ並立する立場、マックイーンのほうがよりカッコいい役柄であった。

それぞれの役者の見せどころがちゃんと用意されていて、設計士のくせにアクションスターのような救出劇を演じるような無理もあったが、オールスターキャストを実現するためには見せ場は確保しないといけないんだろう。

そんな制約があっても、この作品の展開は良かった。何度も観ていたにもかかわらず、ハラハラするような演出の冴えがあった。おそらく技術者達の腕が良かったのだろう。俳優達が大真面目で演じると笑ってしまうようなチャチな点があっては映画が台無しになるが、この作品では奇想天外なことをやっても可笑しいという感覚はなかった。

この映画は家族で観ることができる。正月などにはお勧めだろう。ちょっとだけラブシーンもあるのだが、今の映画のような艶めかしい感じではない。オッパイもでない。チェッ、それじゃつまんないよと思うスケベな客は、別な映画を観ればいい。

恋人と観るのは悪くない。CGの技術が進む前の作品だが、かえって現実的で今でも結構面白いのでは?

 

 

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