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2008年12月 4日

チアーズ!(2000)

Photo_2 - 異質なダンスト -

カリフォルニアのある高校のお話。この高校のチアガールグループは全国大会で優勝するほど有力。新しいキャプテンに選ばれたキルスティン・ダンストは、張り切って練習を開始するが、部員がケガをしてしまう。

さっそくオーディションを開催して、選んだ新しい部員は少々ヒネた娘。しかし、彼女の話によれば、今までの自分達の演技は他の高校の演技を盗んだものだという。

確認しに行ったダンストは、あぜんぼうぜん。その高校は黒人達のチームで、彼女達と同じダンスをさらに見事に演じていたのだ。オリジナルは彼ららしい。

今までの自分達は演技を盗んでたのだ!ショックを受けたダンストだったが、黒人達の挑発もあって、新しい演技を開拓することになる。そのためにプロの指導を仰ぐ。

ところが、これがアダとなって地方予選では最悪の評価。かろうじて前回優勝者の資格で全国大会に出場する。必死のトレーニングで新しいオリジナルの演技を身につける。

その間、新しい恋人も得たようだが、さて大会で挽回できるのか?

・・・爽やかな青春ものであった。アメリカの映画界には、このような健全な作品を撮り続ける伝統みたいなのがあるようだ。

気恥ずかしいほどの健全さの中に、ちょっとした色づけはある。女の子をリフトアップした時に手が滑って指が穴にいったとか、パンツをはいていないとかいった話である。

主演のキルスティン・ダンストは、私的には美人とは思えないが、スタイルは素晴らしく、演技の過剰なカワイコちゃん女優よりも魅力的に映った。あちらの主演女優には、気持ち悪いくらいの出来過ぎブリッコが多いが、彼女の場合は演技の奥行きが違うのかも知れない。

思えば、いろんな青春アイドルタレントがいた。フィービー・ケイツなどは青春お色気専門だったが、ソフィー・マルソーやダイアン・レインは胸キュン専門に近い感じか。子役から大人の役になるまで、一時の青春映画の時期に、いろんなオファーがくるのだろうが、キャリアやイメージを壊さずに乗り越えるのは難しいことだ。

ダンストは乗り切ったようである。この作品は、彼女の作品の中では完全に異質な感じがするが、その後もシリアスな役に平気で挑めるのは、子供時代の怖ろしい吸血鬼役のイメージが凄かったからかも。オメメぱっちりで表情が読みやすい女優より、自然な感じがするのもいいのかも知れない。

 

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