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2008年7月 8日

あの頃ペニーレインと(2000)

- かえすがえすも残念 -

いい映画だった。音楽も良かった。懐かしいロックの時代の雰囲気がよく出ていた。

主人公は、あまりにも幼い顔すぎて、役柄にはちょっとあわないような気がしたし、ペニーレイン役の女の子も、何かちょっとした魅力(色気?)が不足していたような気がしたが、ストーリーが優れていたので、充分に楽しめた。

ロックスター達は、今は完全に過去の遺物になってしまった感がある。かってはグルーピー達を引き連れたスターが、マリファナやアルコールにまみれて、様々な伝説を打ち立てたものだった。

ベイ・シティ・ローラーズは、ちょっと毛並みの良い印象の、健康的なグループだったが、追っかけの日本人達は確かグループのメンバーと何人か結婚してしまったと記憶している。イギリスまで行くことができるのは、相当に裕福でないと難しいだろう。

この映画の中でペニー・レインは、「自分はグルービーではなく、サポーターである。純粋に音楽を愛し、支援しているのだ。」と言い張っていたが、傍から見れば完全なグルーピーである。うまく男をゲットできなければ、‘負け組み’になる。

ギタリストの奥さんは‘勝ち組’であったが、露骨にペニー・レインに敵意を表していた。当然である。いったん勝ったかに見えたものの、離婚再婚率の高い業界人相手なので、すぐ妻の座を奪おうとする輩が出てきかねない。厳しい世界である。

私も、そんな激しい争奪戦の対象になることを夢見ていた。ロックスター、野球選手、テニスプレーヤー、オリンピック選手など、群がる女の子をかき分けながら歩いてみたいと思っていたが、とうとう一かきもしないままであった。

せめて運動会の花形になれれば、もうちょっと楽しい学生生活がおくれたろうに。

グルーピーも大変だが、花形プレーヤーも大変に難しい。

グルーピー達には、ついつい同情してしまう。そして結構、漁夫の利を得る人間が業界の中に出現するのである。もしかして、藤原紀香と結婚したコメディアンや、有名歌手と結婚するテレビ局員は、漁夫ではなかったのか?

この映画の中の評論家の卵も、もうちょっとで漁夫になれたのに、ちょっと失敗してしまったらしい。でも、それでいいのだ。そんな失敗が人生を美しくしてくれるのだろう。

私も、できれば何かのツアーに同行して、男も女も雑魚寝するような生活をしてみたかった。当時なら、おそらくエイズの心配もなかったし、様々な人間模様を当事者になって経験することができたろうに、部活動や受験なんかで、すべて素通りしてしまった。

かえすがえすも残念である。フリーセックスでなくてもいい。せめて雑魚寝したかった。ティンエージャーの女の子の匂いを嗅ぐだけで私は満足だったのに。

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