映画評

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2008年5月19日

愛しのローズマリー(2001)

- パルトロウの美しさが際立つ -

いい映画だった。

グウィネス・パルトロウの美しさが際立ち、単純明快なストーリー、特殊メイクの技術などが素晴らしいと思った。

パルトロウは、「シェークスピア・イン・ラブ」の時は、清純派だがグレース・ケリーのような際立つ美人とは思えなかったが、この映画ではモデルのような美しい肢体と、やさしい表情もあいまってか、スターとしての魅力を放っていた。昔の銀幕の大スターのような魅力である。

主人公のジャック・ブラックが出会う女達は、大変な美人ぞろいだった。クラブでいっしょに踊ろうとする女達は、たぶん女優の卵や、モデルの中から選んだのだろうが、皆もったいないくらいの美人だった。この映画のストーリーでは、主人公が外見の美しさに捕らわれる設定だったので、とにかく外見のいい女優が多かった。

ジャック・ブラックは、私から見れば次々とラブコメディに出演するような魅力的な人物には見えない。おそらくテレビなどの人気が先行したタレントだと思う。映画だけで魅力を出せるタイプではない。キング・コングやホリデイにも出演していたが、役柄からは、もっと目に愛嬌のある俳優が担当すべきだと思う。彼は、例えば日本の漫才のツッコミのようなキレた感じのジョークをとばせばサマになると思うが、愛を語るには不釣合いである。

似たようなタレントに、ジェイミー・フォックスがいる。もともとは喋りで受けてスターになって、それから映画界に挑戦するパターンである。サタデーナイト・ライブ出身の他のタレントもそうである。役柄が個性に合えば、映画界でもヒットを飛ばせるが、なかなか続かないのが多い。

作品中の特殊メイクは凄かった。「最終~計画」でも観たが、デブになった時の肉感、質感の表現が実にリアルであった。弾力のあるゴムのようなものをうまく付けていくのだろうが、リック・ベイカーのようなテクニシャンがハリウッドにはたくさんいるらしい。

作品のアイディアも良かった。何か特殊な能力を得た主人公がドタバタ劇を演じる話は多いが、またかよと思いつつ、いつも楽しい。シンプルで極端なギャグが味わえる映画本来のコースに乗っていた感じ。

一部、子供にはちょっと・・・というシーンもないではなかったが、ほとんどは問題ないと思える映画。ただし、デブに対して変な偏見を持つ子供や、いじける子も出るかも知れない。恋人といっしょに見るのは最高かも。テーマもいいし、クドクないし、ハッピーエンドといえる終わり方で、きっと満足できる。

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