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2008年5月13日

ボディガード(1992)

Photo - 女性専門  -

この映画は傑作とは言えないだろうが、主題歌は結構女性向けのオムニバスCDの定番曲になっているので、聞いたことのあるある人も多いと思う。歌っていたホイットニー・ヒューストンが主演していたので、一種のミュージカル的な作品となり、女性には受けそうな作風であった。

いっしょに観たのは家内だったが、良い印象を持ったらしい。つまらない映画だったら、彼女とも盛り上らずに済んで、今頃もっと別な人生を歩めたかも知れないのだが・・。そんな意味では、観たことを後悔したい気もないわけではないという気もするって、何を婉曲表現してんだ?

家族でも見れると思う。あんまり派手な殺し合いやセックスシーンはなかった。ただし、やはり子供向けではないので、できれば恋人といっしょに観たい。野郎だけで観てはならない。男同士で観ると、何か変な関係になりかねない。

ストーリーは、私にはちょっと無理な部分があったような気がした。殺し屋が主演の二人を襲ってくるが、殺しを依頼した人間はもういない。それなら殺しを止めるのが普通である。したがって、本当のプロが相手ではどうセリフで取り繕っても、理屈から考えておかしい。敵をプロではない変質者にすれば自然だったのではないか?

もしくは、殺しの依頼をした人間が最後までに解らず、すべてはラストの決着次第という流れにすれば、より自然で盛り上っていたのではないか?この映画に原作があったのかどうか知らないが、自由に作れたなら、もっと自然な流れにすべきだった。

この映画で良かったシーンは、主人公のケビン・コスナーの家にホイットニーが訪問し、日本刀を持って遊ぶのをそっと止めさせて抱き寄せるシーン、大統領警護の失敗を話すシーンなどだろうか。ケビン・コスナーの独特な誠実さがにじみ出て、ホイットニーが心を許せるようになる感じがよく出ていた。

ホイットニーの演技は良かったのかどうか解らない。自分には際立って魅力的には思えなかったが、スタイルは非常に良くて、解る人には魅力的なのだろう。演技の専門家ではないはずだが、完全なダイコン役者には見えなかった。

敵役には怖さが足りなかったような気がした。ケビン・コスナーより強いという設定でないと面白くない。見た目で怖い役者を使って欲しかった。

もし主人公が死んでいたら、相当な名作になっていなかっただろうか?

死んでいたら、女性の涙は枯れることないほど流れ出たろう。強烈な印象を残し、ケビン・コスナーは今でもトップスターだったに違いない。ディカプリオに追いこかされることもなかっただろう。なんといってもレオ様は深海に沈まれて、女性の心に深くそのご尊顔を刻み込んでしまわれたのだから・・。

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