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2008年5月 9日

メジャーリーグ(1989)

- 気楽に楽しもうぜい!  -

さよならゲームと同じ頃に封切になった作品で、なかなか面白かった。作品自体はメジャー作品のような大々的な宣伝をされた印象はなかったが、2級品の割にはデキが良くて、楽しい作品だと思う。

トム・ベレンジャーが主演だったのだが、印象に残ったのは恋人役のレネ・ルッソの演技と、チャーリー・シーンのキャラクターだった。

トム・ベレンジャーはプラトーンの欄でも書いたが、二つの映画で凄みが全く異なっていた。役柄によって演じ方をうまく変えている証拠になるが、名演をやっているような印象は全く受けない。目立たないところで、うまく演じ分けているようだ。

恋人役のレネ・ルッソは、髪形のせいか今回は色気が不足しているが、これも充分に映画の雰囲気を盛り上げるだけの演技を見せていたと思う。婚約者と食事をしてる時に元恋人が現れて困る表情を、そつなく演じていた。

マイケル・シーンはカサンドラクロスのころは2枚目の若者役だったが、いつの間にか子供のほうがメジャーになって、その父親役で活躍している。チャーリー・シーンは、この作品の時には極端なキャラクターなので、演技派を気取る必要はなく、適度にツッパリぶりを見せていれば良かったが、これまた適切な演技だった。

ウェズリー・スナイプスが出演していたが、小柄で細身で全然軽いキャラクターを演じていた。腰つきが怪しく、頼りなげなところがいかにもウソっぽくて良かった。その後、バンパイヤをやっつけるなんて、当時は考えられなかった。しかし、確かに演じ方は適度にオーバーで、実に役柄にはまっていた。

脇役達も面白かった。ブードゥー教の信者や、インチキな魔球を使うベテランも、ちょっとやりすぎだったが笑えた。あちらのお笑い映画のパターンにはまった配役と言ってしまえば、その通りであったが、水戸黄門的な安心感があっていいじゃないか。

監督はデビッド・ウォードという人だが、この映画は偶然か必然か、役者達の演技と演出が咬みあって、ウソっぽくて楽しく、お気楽で娯楽に徹した傑作と言って良いような、いい作品だった。

きっと今でも恋人といっしょに観ると楽しめるはず。子供にはどうかと思うが、若者ならきっと面白く感じるだろう。

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