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2008年4月 4日

トランスフォーマー(2007)

- 映像のレベルは高い  -

評判が高かったとは言えない映画だが、私は単純に面白いと感じた。主役の若者の演技も良く、ユーモアの交えかたも適切で、よくできた映画だったのではないか?

確かに重さはない。スターウォーズやエバンゲリオンなどの壮大な叙事詩的な拡がりはないかも知れない。観客の対象は小学生の低学年が中心かも知れない。でも、幼稚な物語であったとしても、映像の出来の良さは目を見張るほどだった。

ロボット達の動きは迫力満点。スピード感、重量感もかなり出せていた。実写との合成もハイレベルで、実に自然だった。CG映像のレベルは年々進化しているが、この作品は現時点の最高ではないか?

ハッカー役の黒人や、政府の秘密機関の役人達とのやり取りはユーモアが効いていて良かったと思う。キャラクターとしては続編でも使えそう。

脚本には問題がなかったとは言えない。大人も感心するような物語性があれば、マンガが原典の作品でもヒットする可能性がある。例えばスパイダーマンがそうである。でも、この映画は完全に子供用の物語なので、青年達の世代には受け入れ難かったように思える。対象を青年に置くべきだったのではないか?

恋人と観る映画として悪くないと自分は思うが、「幼稚でバカにしてる」と感じる人もいるかも知れない。家族で観る場合には、小さい子が中心ならOK。ティーンエージャー中心なら、ちょっと・・という感じか。脚本しだいで、このへんは変っていたはずだと思う。

例えば・・

主人公が陰惨なイジメにあって、逃げ帰るようなシーンを加える。ヒロインが絶体絶命の危険に陥るのを、主人公が救う。スパイダーマンのような主人公の精神的な葛藤を加えるなど、パターンはいくつかありそう。ロボット達と人間が仲良すぎるのも、重みを失う結果になっていたかも知れない。説教めいた話しかしないような、もっと厳しい戦士としてのキャラクターのほうがカッコよかったはず。

おかしな点が気になる人もいたはず。

戦闘機が変形してロボットになるのは瞬時で、飛行しながら変形していたが、車が変形するのは非常に時間がかかっていた。このへんはおかしい。真面目に考えれば、その他にもおかしなところだらけである。高熱で溶ける材料でできているはずのロボット達が、爆弾をくらっても結構立ち上がってくる。刀で切れるロボットが、爆弾ではやられない。液体窒素かドライアイスをかけるだけで、冬眠するか?そんなら、空高く飛んだら眠ってしまうかも。

あんまり考えずに観れば、結構面白い。

 

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