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2008年4月10日

ボーン・アルティメイタム(2007)

- やっぱ完成度が高い  -

この作品は、前作と同様にテンポの良い映像の展開にうならされる。その編集のセンスのよさに感心する。編集の時点を予測して撮影するというのは、頭では簡単だが実際には非常に難しいことだろう。編集の段階で、「あっ、もっとこんなシーンがあったら良かったのに・・。」と、気がついても再度撮影するなんてことは予算的に難しい。スタッフの意見があっていないと、こんな映画は作れないはず。よくできていた。

カーアクションが、その典型だ。

ギアを扱うショットは、前作よりは少なかったものの数回あった。主人公が運転する車は小さめで、本来なら敵の車に吹っ飛ばされないとおかしいが、よれよれになりながらすり抜ける感じに繋がり、ハラハラ度が増す効果を狙っていたような気がする。

主人公を演じるマット・デイモンは、出演者の中ではやはり小柄な部類に入り、本当のエージェント達と乱闘したら、きっと負ける。ミスキャストだと思う。でも、アクションの動きは良いし、適度にやられ、適度に反撃していた。強すぎても現実味がなくなるので、これで良かったのかもしれない。

前作に引き続いて、CIAのやり手の女性管理職を演じる女優の厳しい表情は良かった。いかにもキャリアがありそうな顔は、「カッコーの巣の上」の時代から変わっていない。まさか彼女が恋愛する映画はないはずだと感じたが・・。

これも前作と同様、もとの恋人?女性捜査官を演じる女優も、独特な雰囲気があった。あまりしゃべらずに、目をじっと見つめると、何かをいいたげな感じが出る。きっと恋愛感情を持っているのだろうと、観客が感じることができる。

CIAのスタジオみたいな部屋から、あらゆる情報を探し、犯罪者を見つけるシステムが面白かった。実際には、偵察衛星の画像解析や、犯罪者のデータベースへのアクセスのためには、クリックするものが多すぎる関係で、要領をえない場合が多いはずだが、この作品では迫力あるシーンになっていた。これも、カメラの展開の仕方が上手いからだろう。

テンポが良い作品なので、子供も大人もきっと楽しめる。銃撃や乱闘シーンはあるが、不気味に血が流れるシーンはないし、家族でも恋人とでも見て良いのでは?

さて、ボーン君は今後はどんな予定だろうか?生き残ったようだから、再登板するのだろうか?

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