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2008年4月28日

デス・プルーフ(2007)

Photo - 最高の2級品 -

この写真の女の子達、なんでこんな格好をしてるんだ?

一人は撮影の途中であるなどと理由を付けていたが、明らかに観客を喜ばせるため。チアガールが好きな男のために、こじ付けを恥じることなく、堂々と登場させたのだ!そのへんのサービスが素晴らしい。

二級品映画は、学生時代の日曜の午後とか、暇でしょうがない時にテレビで時々観ていた。たいていは他の有名映画のシーンを真似たような場面が、より安いセットと、安っぽい役者でやられている感じ。芝居の経験がないような俳優が出演しているものや、たまには芸術的すぎて訳がわからないほど難解な表現がされていたりして、結局はただの時間つぶしに終わることが多かった。

時には結構楽しいのがあって、そんな時は得した気分になった。

二級品の映画には、下品なくらいセクシーな女が出てきた。胸元がギリギリ限界まで開かれた服を着ていて、歩くと不必要に胸が揺れるし、いちいち意味ありげなポーズを取って、自分を売り込んでる感じ。そりゃそうだろう、将来のスターを目差して本当に売り込んでるわけだから。

若いセクシー女優達のなかで、選ばれたものがスターになっていくが、その頃には体つきも洗練されてしまって、かってのバイタリティーあふれる躍動感は失われてしまいがち。つまり、旬の女優をみたければ、かえってマイナー映画を見たほうがいいかも知れない。

しかし、昨今の女子高生などの服装は、ほとんど映画と変んない。ギリギリ限界を超えて、完全に尻が見えたジーンズ、パンツが見えたセーラー服、胸が見えたキャミソールファッションで街を歩いてる。尻くらい隠せよ!

でもって、この映画は2級品映画の雰囲気を再現すべく作られたメジャー作品らしい。2本立てという趣向も面白い。その目論見は成功していると思う。内容はないけど、迫力だけはある。

実はこの映画を、私は倍速で再生した。内容がない映画だと聞いていたからなのだが、たぶん正解だったのだろう。暇なら普通に観るべきだが。

内容はなかったが、映画自体は魅力的だった。登場して、無意味に殺される女の子達は存在感があって、性格もよく表現されていた。性格なんて、この映画の場合は本来ならどうでもいいことなのかも知れないのに、不必要に描写されていた。場末のバーの雰囲気もよく出ていた。

衣装も無意味にセクシーだった。踊りが下手でも、とにかくセクシー。筋と関係なくっても、セクシーさだけを求めて観る客もいるわけだから、ちゃんと作品の役割を果たしていたと言える。

カーチェイスは実写版としては最高の出来だった。最近は車が横転、縦回転する派手なカーチェイスが流行りだが、結構慣れてしまって、かえって今回の作品のほうが面白く感じられた。スタントのゾーイ・ベルという女優も素晴らしかった。

最後にリンチシーンがあるが、あちらの人種はリンチが正当な行為だと考えているらしい。悪いやつ、気に入らないやつは当然リンチ。こんなやつらが兵隊になってやってきている沖縄は気の毒である。レイプ事件も収まらないはずである。

この映画は当然ながらお子様向きではない。恋人と観るのは楽しいと私は思うが、できればドライブインシアターがいいなあ。そーっと手をまわして・・・と、期待していたのに、やっと車を手に入れたらシアターは潰れてしまったんだよなあ。トホホ。

この作品は、スリルと色気を相応に堪能できる作品だと言える、最高の2級品だ。

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