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2008年4月20日

黄金の七人(1965)

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- 泥棒映画の基本  -

黄金の7人といっても、主役は教授役とお色気女優で、後の5人はついでという感じだった。このため、大人数に役割が分担されて、それぞれのキャラクターで笑うという趣向の映画ではなく、主演二人の頭脳戦というか、やりとりが話の中心になり、話が分散しないという意味では良かった。

ヒロインの悪助役は色っぽく、ファッションにも凝っていて、観客を楽しませようという意図は解ったが、私の感覚では他のスパイ物やなんかで出てくる色気で敵をたぶらかせるボンドガール風お姉ちゃんよりも、田舎っぽいような印象を受けた。

製作がイタリアで、ヨーロッパの中心であるパリからすると田舎と言えば田舎なので、多少野暮ったかったのか、さすがに古くなったので、当時は目を見張るほどのファッションも色あせてしまったからなのか?ブリジッド・バルドーやボンドガールは、今見ても色っぽいから、やはり何かが違ったのだろう。

ヒロインに色気のある女優、そして頭脳すぐれた悪党、黄金かダイヤの価値がとんでもない、奇想天外な盗み方、そういった泥棒映画の定石をちゃんと踏襲して、観客サービスをしてる作品だと思う。基本に忠実。

ストーリーは二転三転して面白かった。アイディアは素晴らしい。しかし、地下の水道管は、通常なら送水をスムーズにするために、高圧ではないのかと思うが、それなら中に入ろうと穴を開けた途端、とんでもない水圧で皆が吹き飛んでしまうのではないか?

現在の高性能の通信機でも、銀行の中と外との通信は必ずしも安定してくれないのではないか?画像を送信されても、ちょっとしたことで何が映っているのか解らないようなことも多いはず。したがって、外と内でタイミングを合わせて爆破するなど、非常に難しいことになるだろう。

そんな細かいことを除けば、充分楽しめた。金塊を奪うまでのシーンは結構楽しい。

古きイタリアのアイディアあふれる作品。田舎っぽくて、古めかしくて、今時の作品のようなドギツイシーンもなくて、なんだか安心する作品。家族で見れると思う。

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