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2008年2月26日

ダイ・ハード4.0(2007)

- アクション中心 -

この作品のアクションは凄かった。シリーズの後になるほどアクションの比重が高くなっているようだ。ちょっと思い出しただけでも、激しいのなんのって・・。

アクションその① ハッカーの青年を殺しに来た連中をあっさり返り討ちにして、ついでに部屋を爆破する。

アクションその② ハッカーを狙って追ってくる犯人達がトンネルの中で車をぶつけさせて、ゴロゴロ転がってくる車をしのいでしまう。普通なら3回くらい死んでないとおかしい。

アクションその③ 仕返しに敵のヘリに車をぶつけて退治してしまう。のんきに待っていた犯人のヘリは、哀れ粉々に。

アクションその④ 戦闘ヘリに追いかけられて、ループ橋を壊されたが、逃げるついでにヘリを破壊し、強烈な爆風から生き残る。まったくしぶとい。

アクションその⑤ 敵の女とのカンフー対決に負けたが、仕返しに轢き逃げを試みる。勢い余って、エレベーターシャフトに落ちそうになるが、敵だけ落ちてしまう。

しかし、アクションは最後に一番盛り上るのが常道ではないか?最後にも敵との銃撃戦はあって、ドラマとしては盛り上ったが、派手とは言えなかった。流れを考えれば、やはり爆発が欲しかった。

シリーズ3作目と同じく協力する人間がいた。マクレーン刑事だけでは話を維持することが難しいと見切りをつけられているのか?今回の共演者は、三作目のサミュエル・ジャクソンほど迫力はなかったが、適役だった。もっと、性格的に問題のある醜いデブかなんかを共演させたら、漫才みたいになって面白かったのでは?と思った。

ラストシーンでは、できれば爆発による主犯の激しい死に方と、娘がマクレーンを決定的に救う盛り上がりが欲しかった。もちろんマクレーンを助けてはいたが、もっと大きな働きをさせて、親子の結びつきを強烈に印象づけて欲しかった。

逃げ回る相手を追いかけるスピード感も、ラストに向けてどんどん早くなるようにすべきだったと思う。

アクション以外の面での盛りたてが少しだけ不足していたような気がする。ちゃんと手順は追っていたが、不足気味だと感じた。例えば犯人のキャラクターが、主犯以外は曖昧だった。第一作では、普通はエキストラ扱いになるくらいの犯人達の描写が結構長かったので、現実味が増した。主犯を助けるスタッフ達を紹介して欲しかった。

アメリカの場合は、おそらくサイバーテロに対してもブロックするような様々な仕組みを作っているだろうと思う。危機管理意識が日本と全然違うからである。日本の場合は、理詰めでシステムを構築するスタッフは敬遠される。それこそ、出世を阻害されて、この映画のように会社からはじき出され、仕返しを考えるものも出るかも知れない。

ただし、一箇所に情報が集中するような効率の良いシステムを作るのが苦手な日本の場合は、被害の範囲も軽くてすむかも知れない。

今後、医療保険の請求がオンライン化される予定だが、私の想像する限り、情報管理は難しくなるだろう。ニチイなどの業者がどうしてもコンピューターを扱わざるをえないので、容易にデータが業者の間に流れてしまう危険性がある。もしそうなっても、あまり責任を問われない。個人がクビになって終わりだろう。

もし、どうしてもオンライン化を実施したいなら、情報を漏らした場合は一生を棒に振るくらいの怖ろしい規制を決めてから事を始めるべきである。

ともかく、この映画は家族でも子供でも観ることができる映画であるとは思う。精神に良い影響はないかも知れないが。

パターン化されたマクレーン刑事の細めた目つきを眺めて、アクションに驚きながら観ることができる。

 

 

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