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2008年2月 6日

スパイダーマン(2002)

- 想像以上の傑作でした!   -

この作品は私にとっては予想外のヒットを飛ばしました。ソニーピクチャの売り上げを大きく伸ばし、業績が上がったために経済新聞でもとりあげられているのを読んだ記憶があります。

劇場ではバカにして観てませんでした。私はこの作品の魅力を電器用品店で知りました。テレビの宣伝のために大画面で放映されていたのを見て、そのアクションの自然さ、迫力に驚き、ぜひとも観なきゃとDVDを借りたのでした。

借りた金額の数十倍の価値のある作品だと思いました。

面白かった理由はたくさんあります。まずマンガで何度か見たことがあったことです。日本では長く連載されることはなかったと思いますが、アンチヒーロー的ヒーローの魅力の一端は解っていました。

特殊な能力を得た主人公が、学校やビルの屋上で自分の力を自覚するのは楽しい場面でした。その表現がユーモラスで、特撮本来の魅力を出していたと思います。

ゴブリン型怪人の魅力もありました。なんといっても悪玉のウイレム・デフォーに存在感がありました。ゴブリンの乗り物はサーフボードみたいな機械で、燃料がどこに入ってるのか知りませんが、いくらなんでも落ちないでいるのは無理だと思いました。

でも、悪玉の表情など演技の部分が優れていたので、スパイダーマンの危機が現実味を帯びました。

技術的にも非常に優れていたと思います。特に、ビルの間を移動するシーンの体操選手のような身のこなしの表現、力の加わり方、リズム感みたいなものが他のCGより優れていました。アクション俳優では無理なレベルのアクションを観たような気がしました。

ヒロインは、変な髪の色をしていましたが、もしかすると原作がそうだったからでしょうか?私のイメージでは、もっとカワイ子ちゃんタイプか、勇敢に戦う女性が適役かと思っていましたが・・・。

ストーリー展開も適切だったように思います。アクションばっかり2時間もやっていては飽きてしまいますから何らかのドラマが必要ですが、叔父さん殺しやヒロインとのからみ、全体としては主人公の精神的な成長物語にもなるように構成されていました。今後のシリーズ化も可能、一本の作品としても完結したような終わり方で、よく考えた脚本だと思います。

第二作、三作との違いは、主人公が自分の能力を楽しむ場面があったこと、ユーモラスなシーンの比重がやや大きかったこと、敵役が有名な俳優だったこと、それと新鮮さでしょうか。私は第一作が最も作品として完成された印象を持ちました。

 

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