映画評

  • 当劇場は劇場主のための映画館です。訪問者を期待しておりません。内容の客観性、正確性は保障できません。でも、真摯な批評を目指します。

劇場主

  • 乙女座 AB型 どの占いでも最悪の運勢 内科クリニックやってます。

Conflict of Interest

  • 特にありません。

おことわり

  • 当劇場は誹謗中傷を目的としておりません。もし権利を侵害されたと感じられた方は、申し訳ありませんが管理会社や公的機関に御相談ください。

« ダイ・ハード4.0(2007) | トップページ | グリース(1978) »

2008年2月28日

フェイス/オフ(1997)

- 当然ながら香港系 -

この映画の演出は、やはり監督の個性~香港映画の特徴が濃厚に出ていました。主演俳優の表情にも独特の激しさがあり、演出過剰な感じがしました。香港映画でした。

アイディアはマンガチックでした。顔を入れ替える方法が原始的で、切ってはがしてくっつけるというものでしたが、実際にそんなことをやったら、まず免疫反応を起こして移植した部分が拒絶反応をおこされるはずですから、免疫抑制剤を併用しないといけません。マスクがくっつくためには、繊維細胞が遊走して組織の中に入りこむ時間が必要ですから、手術した日に激しい乱闘なんぞをやったらすぐ剥がれていくでしょう。殴り合いは禁忌です。

荒唐無稽な設定の作品で演出も香港風ですから、面白く感じる人は限られているかも知れませんが、私は結構おもしろいと思いました。良かったのは、主演二人の個性の交換、激しい逃走劇、銃を乱射するシーンの見事さです。

必ず2丁拳銃で戦うのが監督の特徴のようですが、実際に2丁持つのは安定しなくて大変かも知れません。ショットガンか、小型のマシンガンを持ったほうが威力があるような気もします。でも映画で観ると、昔のマカロニウエスタンのような格好よさ、妖しげな安っぽさがあって、私には魅力的です。2流の良さを感じます。

長いコートをたなびかせてカッコをつける仕草は、香港映画~ヤクザ映画のもので、マトリックスにも共通するものでしたが、やっぱし品が落ちます。

きっと子供には受けるんじゃないかと思います。まだうちの子には見せていませんが、顔を変える話や、撃ち合い、アクションなど、きっと受けるような気がします。若い恋人達は今どのように感じるか解りませんが、韓国や香港映画が好きなら問題なく受けるでしょう。

ボートを使って追跡するシーンは素晴らしい迫力でした。ボートで戦う映画はたくさんありますが、この作品が最高かも知れません。スピード感が実によく出ていて、撮影で何人か死んだんじゃないかと気になるほどでした。

ジョン・トラボルタは、いつもの彼の個性は出てなかったかも知れません。キャラクターが独特でしたし、監督の演出がトラボルタ風のクールな感じではなかったので、仕方ないかも知れません。

もう一人のニコラス・ケイジですが、私は彼の良さが他の映画でもさっぱり解りませんので、今回も解りませんでした。演技力があるんですかね?

でも全体としてデキがよく、特に技術面では素晴らしいものがあったと思います。

 

« ダイ・ハード4.0(2007) | トップページ | グリース(1978) »