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2008年1月28日

007カジノロワイヤル(2006)

- 精悍になったねボンド君  -

ついにニューボンド君を観ることができました。新しいボンド役は、ダニエル・クレイブという俳優で、ロジャー・ムーアやピアース・ブロスナンより精悍な感じがしました。皆さんはどう感じられるでしょうか?

かなり長時間走るシーンがありましたが、スタントなしでこなせてるようで、体力的には申し分ないようでした。ショーン・コネリーよりは小柄ではないかと思いましたが、共演者の体格が解らないので、実際のところは知りません。パッと見の印象として、筋肉質で中背の好男子でした。でも胸毛がないじゃあーりませんか!

胸毛はバカになりません。オースティン・パワーズでも大事に扱われていたことは記憶に新しいでしょう。いわゆる「モジョ」に直結する問題です。子供の頃の私が、胸毛がないと女にもてないと勘違いしたくらいの強烈なイメージがあります。スパイは必ず胸毛を付けなければなりません。もう固定観念ができてしまっているので仕方ありません。次回までにアートネイチャーあたりの協賛を得て、ちゃんと手を打って欲しいと思います。

今回のボンド君は、いきなり激しい乱闘をやっていました。結構な乱闘で、相手も強いらしく、ボンド君も殴られて血を出していました。昔のボンドはなぜか全然血を出していませんでした。子供の頃は、きっとレベルが違う格闘能力を持ってるのだと思っていましたが、単に現実離れしていたからに過ぎないでしょう。今のほうがずっと現実的です。

でも、夢のように強くてもいいような気がします。気味の悪い悪役達を、奇想天外なアイディアで簡単かつスマートに処理すると、我々はスカッとするわけです。血みどろの乱闘を見たければ、ゾンビ映画でも見たほうがいいわけで、そのへんのセンスにちょっと問題があったように感じました。

拷問のシーンも、最近はリアルさを訴える作品が多いのですが、007の観客はスカッとするほうを好むような気がしますので、表現方法に独特の抑えが必要ではなかったかと思いました。

オープニングから続く映像は非常に凝ってました。007シリーズは、いつもシルエットを巧く使って凝っていますが、今回のは最高かも知れません。トランプが大事な要素になることと、次々死人が出てくること、鮮やかな格闘があること、バンバン銃を撃ちまくることなどが予想されるように、うまくつないでありました。

相手役のボンドガールですが、最初の人妻役は色っぽい人でしたが、私が子供の頃のボンドガールより細身で、やっぱり最近の流行が出ているのかも知れません。目の前で見れば、きっと凄いスタイルのいい人なんでしょうが、画面で観るときにはオッパイがブルンブルンと揺れるような女性を期待してしまいます。

私がオッパイ好きの変態だとかいう理由ではなく、インプットされた過去のボンドガールのイメージによるものでしょう。モデルタイプより、出る所は出てるほうが、この映画向きだと思います。なぜかいつも海岸かプールサイドから水着姿でポタポタと水滴を落としながらウッフ~ンと登場するのが常でした。いつも揺れるオッパイだけで私はシビレてました。

2番目の財務省の資金調達係(ヒロイン)のエバ・グリーンは、いっそう私のイメージと違いました。アメリカのテレビ女優には、もっと色っぽくて妖しそうな雰囲気の人がたくさんいると思います。妖艶な感じがもっと強ければ、話として面白くなったと思います。

ポーカーゲームはひとつの山場でした。非常に巧く展開していたと思います。もちろん我々はボンドの勝利を確信しているわけですが、劣勢なので、どう展開するのかワクワクしました。

でも、この後の展開が鮮やかとは言い難かったように思います。謎が解けてすっきりするのではなく、まどろっこしい展開になっていなかったでしょうか?悪役が別な黒幕に殺されなくても良かったと思います。さらに黒幕を出す必要はなく、ヒロインをさらわれて追跡する流れのほうが観客の共感を得ることができたはずです。展開が複雑だから良いとは限りません。

なにはともあれ、ボンド役は悪くなかったと思いました。望むらくは、セクシーさとクールさとワイルドさがごっちゃになったような雰囲気と、アートネイチャーの胸毛があったほうが良かったとは思います。体格も、もっと大きいほうがいいでしょう。でも、そんな俳優いるかな?

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