映画評

  • 当劇場は劇場主のための映画館です。訪問者を期待しておりません。内容の客観性、正確性は保障できません。でも、真摯な批評を目指します。

劇場主

  • 乙女座 AB型 どの占いでも最悪の運勢 内科クリニックやってます。

Conflict of Interest

  • 特にありません。

おことわり

  • 当劇場は誹謗中傷を目的としておりません。もし権利を侵害されたと感じられた方は、申し訳ありませんが管理会社や公的機関に御相談ください。

« ペリカン文書(1993) | トップページ | ハイスクール・ミュージカル(2006) »

2008年1月 1日

マイ・ボディガード(2004)

- タフすぎるかも - 

この映画は、トレーニングデイに通じるものがあったような気がしますが、同じくギャングとの取引を題材にしていても、こちらは誘拐に対する復讐という解りやすいストーリーでしたので、より盛り上ったような気がします。

勧善懲悪の映画でした。主演のデンゼル・ワシントンのキャラクターは、過去の悪行(どうやら工作員として国家のために非道なことをやってきたらしい)のために、心に傷を負っているようです。それを表現するためか、冒頭ではヒゲづらで誰か解らないような格好をしていました。

ダコタ・ファニングは名優と言ってもいいほどの表現力のある子ですが、今回はボディーガードに興味を抱き、友情~愛情を感じるようになるまでの演出がなかったために、演技が際立つというほどではなかったようです。他の子でもやれたかもしれません。

対して、ダコタに対するデンゼルの感情は、非常に解りやすく表現されていました。私達観客の誰でも、ダコタを殺したやつらを決して許さないという感情が起こるように持っていっていました。所詮、この映画はデンゼル中心の映画だったからかも知れません。

ミッキー・ロークが顧問役で出演していましたが、あっさり退場していました。そういえばレジェンド・オブ・メキシコでも、似たような役柄で、あっさり殺されていました。なんか昔の彼を知る我々としては、キム・ベイシンガーあたりの美人とカラミを演じられる役得の時代は去って可哀そうね~と涙をそそりました。

デンゼル・ワシントンは昔からマッチョな役をやっていたわけではないと思いますが、なぜか最近はタフすぎるくらいタフな役柄を続けて演じています。何か理由があるんでしょうが、正義感に満ちた弁論をするキャラクターだけを演じていては限界があるということかもしれません。体格もいいので、今のところ成功しているようです。

タフな役柄を演じる役者を見ていて、例えばマット・デイモンなどが相手の大男をバッタバッタとなぎ倒すのを見て、違和感を覚えることがあります。いかに格闘技術が優れていても、相手も殺し屋ですから数秒で倒すことなどできるはずがありません。ある程度は大柄でないといけません。

銃で撃たれて意識不明になった人間が回復するのに、どれくらい時間がかかるのか考えてみましたが、少なくとも筋力の回復に数ヶ月は必要でしょう。ましてや出血が続いているなんて、普通なら動けないはずです。

血液には酸素を運ぶ以外に、免疫などの働きもありますから、流れ出ている状態では倦怠感が強くて、階段を登るだけでも息が切れるような状態になるはずです。敵にスキを見せてしまうことになって、すぐ殺されてしまうでしょう。無理な設定はよくありません。

« ペリカン文書(1993) | トップページ | ハイスクール・ミュージカル(2006) »