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2008年1月24日

スターシップ・トゥルーパーズ2(2003)

- マガマガしい -

前作はバーホーベン監督の極端な表現と、コマーシャル形式で話が始まる独特の作品でした。この続編は、その形式をある程度継承していましたが、独特のドギツイ表現は失われて、かわってテレビ映画の雰囲気が漂いました。

今回も、止せばいいのに陸上部隊を送って、敵の昆虫の中に取り残されていました。あんなバケモノ相手に銃で戦うなんて自殺行為です。強力な爆撃で圧倒しないといけませんでした。近年のアメリカ軍の作戦失敗が、映画人の頭に強い印象を与えているのかも知れません。

とにかく最近は救出ものの戦争映画がやたら目立ちます。いずれも無謀な作戦で、兵士が取り残され、一人一人と犠牲者が増えるストーリーです。

この作品の中で判明したのは、どうやら寄生するタイプの昆虫がいるらしいということです。いやはや考えただけでも怖ろしい。映画では過去にいろんな寄生生物が登場していましたが、どれも怖ろしいものでした。

意志をあやつったり、途中で急に醜く変身したり、ゼラチンかノリのような気味の悪い液体を吐き出したり、ゲテモノ趣味のオンパレードでした。

真面目に考えてみると、寄生して人の意志までもコントロールするためには、脳神経のネットワークに侵入しないといけません。単に脳の中に入るだけでは、ちょうど脳腫瘍が頭にできるのと同じで、頭が痛くなったりケイレンを起こしたりするくらいしかできないでしょう。神経線維の中に入り込むためには、たくさんの繊維を出さないといけませんから、映画のようにノソノソと出てくることは難しいでしょう。

「エイリアン」に登場したバケモノも、そう言えば昆虫タイプでした。あれも寄生はしましたが、結局は人を食い破って出てくるだけでした。意志まであやつったりする設定は、ちょっと作品の質を落とします。しょせん、2番煎じのマガイモノ映画だったかも知れません。

それに超能力で昆虫の意志を感じられる人が二人も出ていましたが、これもマガマガしさを強めていました。第一作では、かろうじて感じ取ることができるかな?くらいの弱い能力でしたので、話の中心とは関係ないレベルでした。今回の場合は極端な話、超能力は全然必要なかったと思います。

俳優達は全然知らない人達ばかりでした。おそらくテレビ俳優ではないでしょうか?演技は素晴らしいものだったと思いますが、どこかテレビの臭いを感じました。

午後の暇な時間に、することがなくて仕方なくつけたテレビで見るタイプの映画であるとしたなら、この作品は非常に良い出来だったと思います。役者の演技が良かったからです。

 

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