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2007年12月20日

バック・トゥ・ザ・フューチャー(2)

監督 ロバート・ゼメキス

衛星放送で久しぶりに観たが、何度観てもデキの良さに感心する。非常に完成度が高いシリーズと思う。

全編CG満載でアラがないという作り方ではないようで、結構手を抜いたような、低予算映画の雰囲気を一部に漂わせている。特に演技がオーバーな主演の二人は、あまり高級な映画ではないような印象を与える効果があるが、もちろん実際は相当なお金をかけて作っているはずだし、何事も念入りに検討されて撮影されているはず。でも、あえて安っぽい雰囲気がしたほうが、楽しくなる。そこをちゃんと狙っている。

パート1も痛快なストーリーだったが、パート2では未来の問題を片付けているうちに、宿敵ビフにタイムマシンを盗まれてしまい、歴史がおかしくなっているという設定。これを修正するために、もういちど過去に戻って、パート1の話を別な角度から見るという、よくよく凝った作り方だと思う。似た話は別なSFで観たような気もするが、完成度が高いストーリーだった。

最初からパート1とパート2を連動させることを考えていたのか?「To Be Continued」と表示されるからといって、最初から2作めを撮影している部分があったのかどうか解らない。ちょっと興味があるが、大ヒットするという確信がなければ、最初から二作いっしょに撮影することはできないかも知れない。単に後から映像を合成したのではないかと思いますが・・。

主演のマイケル・J・フォックスは、一世を風靡した感がある。この役をやるために生まれてきたような役者。同じように小柄な俳優はたくさんいるが、キャラクターから言って、他にこの役をやれそうな役者が思いつかないくらいはまり役だった。

実際の年齢よりずっと下の役をこなしていたように記憶している。別な作品としては、戦争映画などにも少しだけ出演したが、他の映画では、あんまり良いキャスティングではなかったように感じた。

恋人役は、なぜかエリザベス・シューになっていましたが、彼女はその後もSFやホラー映画などに出てる。

細かなアイディアが楽しませてくれる。ギャグも細かく、ちょっとオールディーズ映画の雰囲気を漂わせる仕草などがパロディとして扱われていたが、どうもこのへんが子供達には解らないようで、私がギャハハと笑っている部分で、子供達は「?」という顔をしている。

したがって、残念ながら既に現時点でも家族で観れる映画ではなくなりつつあるのかも知れない。家族の皆が一定の年齢以上、もしくは古い時代のドラマのことを知っている人達という条件付きなら、きっと凄く楽しめる映画だと思う。恋人と観る時も同じ。古い映画も見たことがあるような恋人なら、きっと解ってくれるはずだが・・。

’チキン’という言葉に対する対応がシリーズを通してのカギになること、そしてシリーズの作品通しでお互いに関連したストーリー、悪役達との競争、かけひき、タイムトラベルの設定などの要素をうまく使った傑作だと思う。

 

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