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2007年12月18日

バック・トゥ・ザ・フューチャー(1)

監督 ロバート・ゼメキス

第一作を観たのは、まだシリーズ化されるとは知らないうちだった。当時はジョージ・ルーカスやスティーブン・スピルバーグ以外の監督がSFを作れんのかよ、まさか古いモンタージュかなんかでごまかそうってんじゃないのか?と、疑いの気持ちがあった、そんな時期だった。

この作品は、恋人と観ることができる作品だと思うが、だんだん若い世代は昔のアメリカのドラマを見なくなっているはずなので、昔の風俗を映しても、そのおかしさが解らなくて、この映画の魅力が半減してしまうかも知れない。小さい子には、ちょっと理解が難しくなりつつある。

ストーリーがよくできていた。演技やドラマは、適当に手を抜いたテレビの青春ドラマをパロディ化したものだが、この作品の場合は、その安っぽさが過去の時代にピッタリ合っているので、かえって良い効果を生んでいたように思う。笑いつつ、懐かしむという感覚であろうか。

昔は青春~ホームドラマ風のあちらのテレビ番組がいろいろあった。ドス黒いところが全くない、健全な精神によっているところが魅力的だったが、子供心に何かおかしい、できすぎだと感じてました。

細かいことがギャグになっているので、後の作品を観てから改めて前の作品を観ると、お互いにパロディのような関係になっていることが初めて解るという仕組み。悪役ビフの取り巻き連中のファッションがシリーズの作品ごとに変るのも細かい仕組みでおかしい。ファッションというのは、本当にコロコロ変るもんです。

ちょっと前までは、ガソリンスタンドがセルフになるなんて考えてませんでしたが、今はほとんどセルフで入れてる。かってのアメリカも、スタンドの店員がテキパキと入れて、車を拭いてくれてたりした時代があったわけで、これだけでも、何か懐かしい。

今の子供にビンのコーラを渡しても、開け方を知らなかったりする。この映画でも、どうやって開けんだ?みたいな仕草をする場面があるが、ほんの一世代違うだけで、常識がこんなに変るものかと思う。缶ジュースやペットボトルは、いつから出回るようになったんでしたっけ?缶ジュースも、たとえばネクターには、穴あけ用の小さな金具がついていました・・。

そんな細かいことが、いちいち楽しめるのは、我々の世代くらいまでかも知れない。平成生まれになると、説明が必要になってくる。

ラスト近くのジョニー・B・グッドの歌の場面は非常に盛り上る。曲の選択が良かった。その他にも名場面と言えるような、盛り上るシーンがたくさんだった。しかし、おそらく期間限定だと思う。子供にピンと来ないパロディが多くなると、楽しみが減ってくるだろう。

我々の世代にとっては、リビア(当時はリビアが敵だったんだっけ)のテロリストから逃げながら初めてタイムトラベルに出るシーン、敵役のビフと向き合うシーン、スケートボードで逃げるシーン、ダンスパーティー中の両親のやりとり、そして現代に帰れるか?というシーンなどなど、見どころ満載の感じ。

まさか、第二作で同じ場面を違う角度から見ることになるとは予測してなかった。参りました。

考えてみれば、このシリーズはいくらでも作れそう。残念ながら、主人公のマイケル・J・フォックスは病気になってしまったようですが、CG合成でなんとでもなるかも。20年くらいして、主人公の息子達の世代が何か騒ぎを起こす物語も作れるような気がする。

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