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2007年10月22日

マイアミ・バイス(2006)

- ロケ映像は最高  - 

この作品で最も印象に残ったのは、雲の中をジェット機が抜けていく場面で、ストーリーとは関係のないシーンでした。雲が立体的で、あまりに美しく、感動しました。肝心のストーリーのほうは、感動するほどではなかったと思います。

カリブ諸国~南米の町並みも非常に魅力的でした。いかにも犯罪者の巣窟というリアルな感じがよく漂い、背景だけだったら最高のできだったかも知れません。

主人公達が犯罪者と交渉する場面も、よくできていました。もっと腹芸を感じさせるやりとりがあっても良かったかも知れませんが、緊張感は充分にあったと思います。

主演の二人の演技と存在感には問題なかったと思いましたが、際立つ迫力があったか、例えばテレビのドン・ジョンソンよりも魅力的だったかというと、そんなふうには思えませんでした。私にはコリン・ファレルは、ちょっと軽すぎるか、もしくはひよわな印象で、セクシーだと感じる女性もいるのかもね、どうせオイラには女心はわかんねえよと、またひがんでしまいたいくらいの印象でした。

ジェイミー・フォックスは、いい役柄だったと思いますが、体力的な迫力を感じませんでした。暴力沙汰では負けそうな印象を受けました。犯罪者達との交渉で見せた手際は巧かったと思いましたが、この役ではそれに加えて体力的なタフさも望まれました。

ヒロインのコン・リーは、私にはミスキャストと思えました。最初は冷たい感じがよく出ていましたが、途中から笑顔が目立ちすぎて、せっかくの雰囲気が壊れました。あまり笑う必要はなかったと思います。もともと東洋人が演じる必要はありません。ラテン美人でよかったはずです。

敵役の二人のキャラクターにも問題があったかも知れません。ボスの手下が手を回して主人公達の仲間を誘拐するくだりの流れは良かったのですが、ボスも手下も似たようなヒゲズラでは印象に残りません。悪役は徹底的に嫌悪感を覚えさせる人間が必要です。傷だらけ、みにくいデブ、いやらしいダンディ、なんでもいいのでキャラクターを分けて、単純明快にしてほしかったと思います。

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