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2007年9月14日

ハリー・ポッター(2)

- 謎解きとスリル、ユーモアのバランスがいい    -

シリーズ第2弾は、秘密の部屋に宿る怪物、複雑に仕掛けられた巧妙なワナがハリーを狙う怖い物語でした。怖いばかりの話ではなく、ところどころに学校生活のエピソードの魔法版といった話が挿入されていて、飽きさせない話でした。

ストーリーは省略しますが、魔法界のスターで女性の憧れの教授は魅力的なキャラクターでした。いかにも胡散臭く、軽い感じが良く出ていました。故障した杖が様々な事件を起こし、この教授も犠牲になりますが、相手にかかるはずの魔法が自分にかかってしまうという設定を、実に効果的に織り込んであったと思います。

もうひとりの、ロシアのプーチン大統領、じゃなかったトビーという怪人?妖精?も面白いキャラクターでした。ハリーの足をひっぱる仲間として、シリーズに再登場させてもいいかも知れないと思いました。

ワナの複雑さ、巧妙さも見事でした。不思議な本があれば、誰でもその秘密が気になるものです。最初どのような所からアイディアを構築して行ったのか分りませんが、とにかく良くできたストーリーで、謎解きの面白さがありました。謎に対するハリーの解答、ワナへの対抗策もなるほどと思いましたし、話としてはシリーズで最もよくできていたように思います。

謎解き以外の要素は、いつもハリーにちょっかいを出すいじめっ子グループとのやり取り、そして従兄弟がひどい目にあう恒例の場面、自分で意志を持って活躍する車、泣き虫の幽霊、強大な怪物の襲来などなど、よくアイディアが尽きないものだと感心するばかりです。

途中で怪物の正体はクモがと思いました。もっと恐ろしいものがあったとは!観客はまた身構えないといけませんから、クモ達を登場させたのは成功でした。

イギリスの古い商店街を使った作品はたくさんありますが、どれも不衛生で、ゴミとほこりが散乱した汚い町並みで、色彩まで独特です。もしかして映画村があって、「ハリー・ポッター」「オリバー・ツイスト」など、作品を問わず同じセットでやってるんじゃないでしょうか。そのほうがコストが安く済みます。

急にハリーがヘビと話せるのは、ちょっと不思議に感じました。原作には何か書いてあったのに、映画で説明する時間がなかったのかも知れません。巨大な怪物がやられるには、何かもっと大きなどんでん返しがあったほうが良かったかも知れません。

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