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2007年9月13日

ハリー・ポッター(1)

- 創造力の勝利   -

この作品は、子供といっしょに見るのに最適です。夢、不思議、冒険、友情、勇気、愛情などの要素が詰め込まれているようです。この作品の構想を作り上げたローリング女史に敬意を表したいと思います。

あらすじは省略しますが、大きな筋に関係ないところで、細かいアイディアがたくさん詰まっていました。列車の路線が、’ルート9と4分の3番線’というのは、我が家の子供達にも受けました。列車に乗るだけで、しばらく騒動があって、このシーンだけでも楽しめました。お菓子も気味の悪い趣味でしたが、いかにも魔法のお菓子という雰囲気が出ていました。

動く階段、動く絵、寮を決める帽子、お城を使ったいかにもという雰囲気の学校、うごめく幽霊達などなど、よく考え付いたものです。ローリング女史は、きっと子供の頃に様々な夢を見ながら創造性豊かに育ったのでしょう。夢ばっかり見ていても、子供をしかったりしてはいけないかも知れません。でも、うちの子は創造性を培うというよりゲーム能力を培ってばかりいるようですから、ロマンあふれる作品など作れそうな気がしません。

学校に入るというのは、誰でも期待と不安を伴うことです。特に欧米の私立学校は全寮制だったり高学年といっしょに生活したりですから、かなりの社会性が要求されます。古めかしい城を舞台にしたことで、その雰囲気はそのまま表現されていますから、学校の物語だけとしても成り立つ作品でした。

加えて様々な魔法と、クラスメートや強力な敵との対決の色付けがされていますから、子供達は飽きずに何度も見ています。ポッター達が小さかった、このパート1が最も印象が鮮烈だったかも知れません。

特撮の技術は、今のスタジオが作るものと比べると、ちょっと落ちるかも知れません。カメラのフィルターや絞りのせいか、ちょっとぼやけて見えるような気がしますし、旧来のモンタージュ手法を使った映像も結構多いので、映像オタク達から見れば、ちょっとガッカリする面もあるでしょう。パート2以降は、完全にCG合成した人物達が多くなっているようです。

ラストシーンは、私には少し盛り上がりに欠けた印象を受けました。敵がどのようにやられたのか単純に解るように、セリフででも説明させるべきだったように思いました。

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