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2007年9月 7日

トゥルーマン・ショー(1998)

- わが妻も降板?  -

ジム・キャリーは、美しい妻と健康的な雰囲気の街で暮らしています。街の人々はみんな彼にやさしく、笑顔を絶やさず話しかけてきます。彼は泳ぎが苦手です。彼のお父さんが海で遭難して亡くなったので、トラウマになっているようです。そのため、彼は住んでいる島から外へは一歩も行ったことがありません。でも、愛する妻といっしょにいれて幸せです。妻が時々どこかを見ながら急に商品名を言うのが少し気になります・・・・という出だしでした。

話の設定が実に素晴らしく、また映像も美しい作品でした。この作品では特にスタジオの大きさを表現しないといけませんから、例えば「このシーンは、これくらいの広さのスタジオで撮影してるな。」というのが感じられるとシラケてしまいますが、この作品では許せる範囲だったと思います。でも、もし今作れば、さらなる迫力をCGで表現できるのではないかと思います。

ジム・キャリーの作品の中では「マスク」と並んで知られているかもしれませんが、私は個人的には彼はとんでもないミスキャストだったかも知れないと考えます。もっと真面目な、今までふざけたことがないような役柄の俳優ではどうだったでしょうか。

大真面目な映画を作ってコケた時は散々でしょうが、この作品でジム・キャリーの顔芸はほとんど必要なかったので、それならいっそのこと2枚目による恋物語にしても良かったのではないかと思います。

この作品は、家族とも恋人ともいっしょに安心して見れると思います。たぶん腹抱えて大笑いする人は少ないと思いますが、全然つまらなかったと思う人も稀ではないかと思います。

ディレクター役のエド・ハリスが最後まで笑わず演技していました。ジムに愛情を持っているという人物設定は成功していたと思います。ジムの周りの人達が事実を感づかせないように努力するドタバタ劇も笑えました。街を映す非常に明るい映像が効果的でした。昔の青春映画に使われそうな町並み、健康的で皆が愛想よく会釈するが実は・・・というギャップが話を面白くしました。ラストは、あれでよかったのか?観客をほっとさせるか、希望を持たせる終わり方があったような気がします。

私も子供の頃、もしかして自分だけが何も知らなくて、他の人は自分の行動を見て遊んでいるのではないかと時々考えてしまうことがありました。きっと誰でも一度くらいは同じような感覚になったことがあるはずです。いやいや、そんなはずはない、と思い直しても、自分が姿を現したとたんに皆の表情がさっと変ったりした時には不安になります。実際はたまたま悪口を言ったり、内緒話をしていただけでしょうが。

いや、やっぱり本当に自分の人生は完全に仕組まれたドラマではないか?

小学校の頃、いじめっ子がいたけど、あれは話を盛り上げるための演出ではないか?大学に通ったはずだけど、実は自分の答案は0点だったのを演出の関係で合格にしただけではないか?子供たちは私が自分の子供と思っているだけで、実は私が寝ている時に本当の父親がせっせと子作りをして私に感づかせないでいただけではないか。顔が似た男なら分りません。そういえば、このごろ家内は役を降りたがっているような顔つきです。

単に離婚したいだけか?でも、もともと下手な女優のような作り笑いが気になっていました。相当無理をしていたに違いありません。まさか、考えすぎでしょう。でも・・・・。

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