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2007年8月22日

マスク・オブ・ゾロ(2000)

- ヒロインこそヒーロー  -

レジェンド・オブ・ゾロは、実写のスタントとCG映像の組み合わせが見事な冒険活劇でした。第一作を見ていなかったので、期待して見ました。印象は、「第二作ほどアクションが激しくない」「ヒロインの比重が大きい」「ヒーローが薄汚い」でした。

アクションに関しては、第二作ではトランポリンなどを随所に使って、よく死ななかったねと驚くような場面がありましたが、この作品では軽業の鉄棒運動と、激しい剣劇はありましたが、第二作ほどの迫力はなかったように思いました。

ヒロインが登場し、サービスで裸の肩くらいまでは見せてくれているので、完全にヒーローよりも目だっていました。ヒーローは最初のヒゲ面の時は、アントニオ・バンデラスと一瞬気づかないほどみすぼらしい格好でした。徐々に汚れが落ちていきますが、周りの俳優に比べると小柄ですし、よくシリーズ化できたなと思ってしまいます。

ヒロインのキャスリン・ゼタ・ジョーンズは、いかにも大胆で活発すぎるキャラクターを、迫力たっぷりに演じていました。この作品は、彼女あっての企画だったような気がします。極端な話、ヒーローはトム・ハンクスかブルース・ウイリスでも、いやもう他の誰でも結構でした。

アントニオ・バンデラスは、「スパイ・キッズ」でキャラクターとしてはおよそ同じで、凄腕だがズッコケもある好人物のセクシーガイを演じていました。ギャグの要素がふんだんに盛り込まれていたぶんだけ、この作品より好感を持てました。彼の魅力は私にはよく分りません。ラテン系の、そこらにいるおっさんと、あまり変らないような気がします。

話としては、家族を奪われた復襲劇、ヒーローヒロインが登場する活劇、独立前のカリフォルニアという夢あふれる舞台など、活劇の要素は充分にそろっていたと思います。でも、作り方が昔の映画の発想で、CGをうまく使って爆発の迫力を出すだけでは、作品の魅力としては不足します。もうひとひねりが望まれました。

悪役のキャラクターが極悪でなかったのが、いけなかったのでしょうか?少なくとも主人公の兄を殺してビン詰めにしているという男は、憎まれ役のキャラクターとしては充分だと思いますが、ちょっと迫力には欠けていました。もっと肉体派のヒゲ面でも良かったのではないでしょうか?

 

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