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2007年7月 1日

カリギュラ

- なんか凄い作品  -

「カリギュラ」は、芸術をはみ出した結構激しいポルノ映画でした。昔、ペントハウスの映画紹介で読んだ記憶があります。いつか観たいなと思っていましたが、ビデオ屋さんの棚の隅っこのほうにありましたので借りてみました。歴史超大作かと私は勘違いしていましたが、ポルノ映画でした。しかも、陰惨でアブノーマルな物語でした。でもアダルトコーナーには置いてありません。微妙な範疇に入る作品です。

もちろん家族で観るなど、とんでもありません。恋人と観るのもやめたほうが無難です。同じポルノでも、陰惨でない作品なら良い効果があるかもしれませんが、この作品では変態扱いしかされないでしょう。

皇太子のカリギュラは、運良く皇帝から殺されずに成長することができましたが、弟のほうが皇帝の受けが良いので、取り巻き連中が近衛兵を使ってカリギュラが皇帝になるように工作しました。カリギュラは妹と近親相姦関係にありましたが、妹が熱病で死んでしまうと、いよいよおかしくなってしまいます。

カリギュラのお父さんは、確かゲルマニクスという長島監督のようなスターで、いっぽうの老ティベリウス皇帝は有能だけど人気がなかったために、ちょうどカリギュラは一茂のような感じで不当に注目されてしまった存在のようです。うけを狙いすぎて、派手なことをやって人気を維持しようとしたと言われています。

この作品では、もともと皇帝の屋敷の奥では妖しい男女がうごめく世界があったように描かれていますが、気味の悪いシーンでした。同じポルノを見るなら、やはり日活のほうがより洗練?されていたと思います。そういえば、今はロマンポルノはどうなっているのでしょうか?もしかすると無修正DVDに押されて作られていないのでしょうか?

とにかく、退廃も極まったかのような異常な世界が展開されてしまいます。実際のカリギュラも、本当に妹を溺愛していたらしいと本で読んだことがありますが、どの程度かは知りません。妹が先に死んだために、妹を神として扱うように命じたらしく、本当に近親相姦をしていたのかもしれません。他にも妹がいたらしいのですが、この作品では省略されているようです。

筋があるようなないような物語が結構長く展開されて、結局は暗殺されてしまいます。少なくとも主人公は有名な俳優だし、セットも結構お金をかけて作ってありましたので、もう少し工夫すれば歴史物としても、ポルノとしても傑作になったかもしれませんが、いろんな点で傑作になり損ねたようです。テンポを早くするだけでも面白くなるような気がします。

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