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2007年7月12日

トンマッコルへようこそ

Photo_40 - ブリッ子め  -

面白い映画でした。設定が全てだったような気がします。アイディアのよさに脱帽です。

昔の日本の山奥にあったような家が並ぶ閉ざされた村に朝鮮戦争の軍隊が迷い込んでしまい、やがて協力して村を守ろうとする物語でした。

家族で見れる作品だと思います。少々残酷なシーンもありましたが、特にグロテスクな撮り方はしてなかったと思います。恋人と見るのもいいと思います。恋に影響するわけではないと思いますが、人間愛に訴えるところがありました。

手榴弾が爆発して、穀物がポップコーンになるという場面はアイディアが傑作でしたが、映像の表現の仕方がハリウッドの作品とちょっと感覚的に違う気がしました。美しいシーンでしたが、スローモーションの場面が長くなりすぎると飽きてしまう人が出てきます。美しさで喜んでくれる人だけではないので、少々短すぎるかなというところでノーマルスピードに戻して、それからまたスローにするような手法が最近の流行だと思います。

精神薄弱の娘は、私の感覚ではブリッ子で、しゃべりすぎでした。「あ~う~」が中心でも良かったのではないかと感じました。わざとらしさを感じさせないようにすべきでしょうが、あれくらい話さないと魅力が出にくいと考えたのかも知れません。

語り口をどのようにするかで印象が随分変ってくる作品だったと思います。韓国軍の衛生兵が結構大きな役割をしていましたが、あのキャラクターに歌ったり笑わせたりするより、村人が歌い踊るシーンを中心にして、牧歌的で懐かしい村の雰囲気を出すことを中心にしていたら、きっとこの映画はもっと悲しくなっていたかもしれないと思います。ただし、そうすると真面目になりすぎて、見ていて辛くなるかも知れません。

全体として、ハリウッド映画に慣れている私にはリズムが異なる作品で、何か感覚的に合わない気がしました。銃を突きつけあうのに疲れて、皆いっしょに眠ってくれるものなのでしょうか? ポップコーンのシーンから次の場面につなげる脚本に、少々無理を感じました。でも、設定といいポップコーンといい、アイディアは最高でした。

北朝鮮の将校役は良い顔つきをしていました。

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