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2007年5月13日

かもめ食堂

Photo_23 -  ムーミンの続編 -

不思議な魅力に満ちた作品でした。雑誌の映画紹介で知って、いつか見たいなと思っていましたが、やっとDVDを借りることができました。残念ながら、私の借りたものは結構映像が飛んでしまって少し興ざめしてしまいましたが、雰囲気は分りました。

設定が奇抜というか、よく考え付いたなと感心しました。原作を読んでいませんが、誰かモデルがいるのでしょうか? 雑誌の文では、映画のために書き下ろした全くのフィクションのように書いてありましたが。 ちなみに、最近はフィンランドのロケ地近辺に、日本人観光客むけの食堂ができていると聞きました。

日本人の3人の登場人物は非常に雰囲気が良く、それぞれの個性とよく合致していたと思います。「やっぱり猫が好き」から発想が出ているようなキャラクターですが、少しひねってあったようでした。それに対して、フィンランド人の演技は少し不自然だったように感じました。現地の人の感情が伝われば、凄い名作になったような気がしますので、少し残念です。

作品の中で、お互いに「なぜ、店を作ったの?」「なぜ、フィンランドに来たの?」と互いに質問しますが、3人とも激しいパッションに基づいていないのが笑えました。どうも私などは何をするにしても理由や根拠を深刻に考えすぎて、いつもケンケンしていますが、なんとなくフィンランドに魅かれ、なんとなくやってきたというのは憧れる行動です。

こういう行動は、陰では’行き遅れ’と言われる女性達にしかできないような気がします、と言ったら怒られますが、そう言われるほど我々の社会はシガラミが多くて、少なくとも私は彼女達のような行動は真似できません。おとぎ話のような物語です。やはり、ムーミンの国でないと成立しない話でした。

そう言えば、留学生にのり巻きを出したところ、「お前らはこんな’藻’を食べて食中毒にならないのか」と言われたことがありました。 確かに、言われてみればボルボックスの親戚のようなものを我々は食べて平気でおりますが、慣れないヨーロッパ人が映画のように食べてくれるのか、私には分りません。

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