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2007年1月20日

小公女

ー 現代子役考 ー

この映画は、子供が見るための映画ですから妙なシーンはありません。良識にあふれた古いタイプの作品です。したがって、ひねた子に見せると、「ケッ。笑わせんなよ。」と、鼻であしらわれるような作品です。恋人に見せる時にも相手の性格をよく考えてからにした方が良いと思います。「ケッ。」と、言われたらおしまいですから。

私はシャーリー テンプルのような昔の子役をあまり知りません。私の世代では、マーク レスターやジョディ フォスターが有名でした。マーク レスターはかわいらしい俳優でしたが、大人になってしまうと魅力はなくなってしまいました。ジョディ フォスターは、最初から大人びた役柄でしたのでキャリアが続いています。イメージ チェンジは誰でも難しい問題で、乗り越えられる俳優は少ないようです。

シャーリー テンプルは歌や踊りも上手で、表情も豊かなのでスターになったのでしょうが、非常にかわいらしいかというと、私には他の娘の方がずっとかわいらしく思えましたので、かわいさだけではなく運や、総合力がスターの条件なのでしょうか。

最近のマコーレ カルキン君、ディカプリオ、ダコタ ファニングなどは、演技がとにかくうまいと思います。それぞれ演技の学校に通っていたように聞いていますが、表現に関しては、既にプロ意識を持っているように感じます。カルキン君は今どうしているか知りませんが、もしかすると彼らは将来の自分の役柄を考えながら演じているのかも知れません。ダコタ ファニングの将来には興味があります。うまくいけば、恐ろしいほどの大女優になるかもしれません。

子供の頃からスターであることを経験すると、人格にはどんな影響があるのでしょうか? テレビの昔のスター特集番組を見ると、よき人格を形成し、芸の道を極められた人は少ないと思います。歌舞伎のような家族ぐるみの芸でないと、会社の契約が切れてしまえば活動の場所がありませんので、道を極めることは難しいはずです。

人生を踏み外さないように、子役の場合はもっと家族的な契約が必要なのかと考えます。給料をいっきに渡さないで、積み立ての年金にする、もしくは将来人気が出なかった時に仕事を確保できる脇役登録制度など、安全策とも言える契約条件があればいかがかなと思います。

ミュージカル映画では、なぜか出演する人が昔はボードビリアンだった、あるいは野球選手が踊りも好きなどという無理な設定をしていることが多くなりますが、この作品でもテンプルと踊る男が踊るためだけに出演しています。踊りを終わったら、もう一回くらい出てくるのかなと思っていたのに、不自然にも画面から消えていました。監督とモメたのでしょうか?たまたまカットされたのでしょうか?不自然でした。

ビクトリア朝時代にタップダンスがあったのかどうかは私は知りませんが、無理やりダンスシーンが2回ほど挿入されています。このダンスシーンは今考えると必要だったのか分りませんが、当時は観客サービスのために必須だったのかも知れません。

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