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2007年1月17日

時をかける少女(1983)

-  恋とスリルと神秘  -

タイムトラベルを扱った最初の映画は、どんな作品でしょうか?おそらくトーキー以前からあったのではないかと思いますが、人類の夢ですから、いかにも映画向きのテーマです。

私達の世代にとって、タイムトラベルといって思い出すのは、テレビの「タイムトンネル」でした。あれは横から見たらどうなってるのかな?と考えていましたら、何度か横からの画面が出て、ただの輪が並んでいるだけなので、子供心に理論的根拠が分らないなと真剣に考えたりしたものです。

いっぽうの「時をかける少女」は、私は教育テレビの夕方の番組「タイムトラベラー」で知りました。ラベンダーという植物の名前を始めて聞いて、相当に珍しい植物なのだろうと思いましたが、花屋さんに置いてあることを知り、ただ名前が神秘的だから使ったのかな?と考えたことを覚えています。

この作品は、子供が見るための映画です。恋人と見ても良いと思います。恋愛感情と、スリル、冒険の要素がうまく絡んだストーリーに今でも感心します。ただし、演出は難しいような気がします。オーバーになるとクサいし、落ち着きすぎるとスリルがなくなります。何かが爆発したりカンフーアクションなどがないと、今の観客には飽きられるかも知れません。含まれる要素が多いと、それらのバランスが難しくなるのでしょう。

原田知世は、今ではCMなどでしかお目にかかれませんが、デビュー時は薬師丸ひろ子の後輩として売り出され、ちょっと荷が重いかなと当時の私は思いました。際立った特徴がないような気がしたのです。その後、「私をスキーに連れてって」などの映画を見てからは考えを改めました。昔の大女優のように、「私が主役よっ!」という芸風ではなく、普通の女をクサくなく演じることができる女優だと思います。

したがって、この作品の主演として最適なキャラクターであるような気がしますが、どうも空想映画の場合は自然さよりも迫力があったほうが印象に残るようで、多少クサくてもキャーとか叫んで騒ぎまくったほうが良いようです。結果として少し盛り上がりに欠けたような気がしました。演技はうまく、魅力的ではあります。

今後も良い役さえ来れば、すばらしく演じることができるような気がします。演技力がすごいのか地なのか分りませんが、知世ちゃんコールの復活を待っています。

また、舞台が言うまでもなく雰囲気の良い所です。この風景の中で、ただ主人公達が歩いても絵になりますが、さらに淡い恋の物語が加わると、おじさんは泣いてしまいそうです。

それはそうと、テレビの「タイムトラベラー」のケン ソゴル役と主演の女優は、今どうされているのでしょうか?あの番組は、音楽が妖しげで印象的でした。

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