映画評

  • 当劇場は劇場主のための映画館です。訪問者を期待しておりません。内容の客観性、正確性は保障できません。でも、真摯な批評を目指します。

劇場主

  • 乙女座 AB型 どの占いでも最悪の運勢 内科クリニックやってます。

Conflict of Interest

  • 特にありません。

おことわり

  • 当劇場は誹謗中傷を目的としておりません。もし権利を侵害されたと感じられた方は、申し訳ありませんが管理会社や公的機関に御相談ください。

« 戦場のピアニスト | トップページ | 天国と地獄 »

2007年1月24日

オーシャンズ11

- スマートな盗賊話でしたが   -

宝石、美術品をねらう泥棒業界には互いにライバル意識があり、ナイトフォックスという盗賊がオーシャン達にワナをしかけます。このため、オーシャン達はマフィアのボスに脅されて、短期間で大きな仕事をせざるをえなくなります。

オーシャンを演じるのは、テレビのERで有名になったジョージ クルーニーですが、彼が特別に忍び込み方がうまいわけでも腕力があるわけでもなく、実際の計画はブラッド ピットのほうが中心になっているような感じでした。ブラッド ピットのかっての恋人は捜査官で、彼女を置いてけぼりにして逃げたので、恨みを買っています。

さっそく仕事を開始したものの、ナイトフォックスや捜査官にジャマされて、品物は取り損ねるは逮捕されるはで、このままいけば刑務所から出られないかマフィアから殺されることになります。さて、どうやって脱出するのかという話でしたが、意外にあっさりやってました。

面白い映画でしたが、脚本に問題があったと思います。編集が素晴らしくて映像の切り替えのテンポが良く、次々と話が進むのでスマートな盗賊物語になっていましたし、オールスター出演でしたので、それを見ているだけでも楽しめましたが、全体のバランスに問題があったのか、ワクワクするような展開をわざわざ避けているかのような印象でした。

だましあいをする狙い自体には問題なかったと思いますが、ナイトフォックスと競争する場合には、鮮やかな逆転をお互いに繰り返して、勝者がコロコロ変わることが望まれました。盗んだものを盗み返し、警察に通報し合うなどするのが常道で、わざわざそうしない道を選ぶなら、もっと凄いアイディアがないとダメだと思います。逆転劇が鮮やかとは言えなかった気がします。

また、仲間のキャラクターも鮮明だとは思えませんでした。特技がよく分らない仲間もいました。これは脚本に問題ありと思います。やはり原則どおり、メンバーのうまい紹介をしてもらえれば面白くなったと思います。仲間が個性的でないと、11人も出てくる意味がありません。

サミー デイビスJrが出演した作品をまだ見ていませんので、今回の作品と比べて見てみたいと思います。

もし日本で映画化するなら、例えばなぜか脱ぎたがる井手らっきょ、なぜか腰を振りたがるレーザーラモンHG、やたら迫力のある安岡力也、自称国際弁護士のあの人、電車男、お色気たっぷりの叶 姉妹、コンピューターオタクなどなど、個性がはっきりしたタレントをそろえるだけで面白くなると思います。

« 戦場のピアニスト | トップページ | 天国と地獄 »