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2007年1月31日

パッチギ!

- 大木金太郎の伝説 -

結構おもしろいと思いました。クセがあって暴力が激しく、その割におかしく描かれていましたので、嫌いな人は嫌いな映画かも知れません。子供や恋人には、あまり見せたくないと私は思いましたが、ヤンキーのカップルには最高に受けるだろうと思います。

パッチギには頭突きや、そりこみの他に様々な意味があるそうですが、この作品では頭突きの意味でタイトルになってるようです。いいタイトルでした。頭突きが武器の朝鮮系の学生と、ある高校のカラテ部が激しく対立する中で、ウェスト サイド ストーリーに似た話が展開します。

主人公は別に空手部ではありませんが、もめた仲直りのためのサッカー試合を申し込みに行く羽目になり、そこでヒロインに一目ぼれしてしまいます。彼女と仲良くなるためにギターを覚え、’イムジン河’の演奏をきっかけに交際します。周囲の目は最悪です。ヒロインの兄は、ヘヤスタイルもジョージ チャキリスそっくりの激しい番長です。パッチギをかまして、空手部とやりあいます。主人公は彼らとも付き合い、民族の対立を実感します。

当時発売中止だった’イムジン河’の作詞者が原作を書いているそうですが、京都は伝統的に共産主義が強い勢力を持ち、独特の雰囲気だったらしいことが分ります。

出演している若い俳優が、皆とても演技派でした。アイドル系のタレントが少なかったことが良かったのかもしれません。特にヒロインの沢尻は魅力的でした。気になったのは、場面をつなぐ時に、一本調子でフェードアウトが多くて、あまりに場面を切り過ぎていたために、流れを中断していた感じがしたことくらいです。

クセはある表現でしたが、俳優達の演技力か演出の良さか、よくできた映画だと思いました。しかし、賞を取るだけの傑作かどうかは分りません。

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