映画評

  • 当劇場は劇場主のための映画館です。訪問者を期待しておりません。内容の客観性、正確性は保障できません。でも、真摯な批評を目指します。

劇場主

  • 乙女座 AB型 どの占いでも最悪の運勢 内科クリニックやってます。

Conflict of Interest

  • 特にありません。

おことわり

  • 当劇場は誹謗中傷を目的としておりません。もし権利を侵害されたと感じられた方は、申し訳ありませんが管理会社や公的機関に御相談ください。

« スターウォーズ(ファントム メナス) | トップページ | ワーキング ガール »

2006年12月 5日

スターウォーズ(帝国の逆襲)

- 盛り下がるのも仕方なしか   -

この作品は、見終わった後の段階では、子供にあまりうけていませんでした。勝利で終わらなかったので仕方ないのかと思います。途中の戦闘シーンなどは、かなり面白く感じていたようです。恋人と見るときには別に終わり方は関係ないので、美しい映像を楽しむ目的で見られていいと思います。

シリーズの中で、最も受けにくいストーリーでした。シリーズ全体の流れなど公開当時は走る由もありませんから、このまま負けて終わるなんておかしいよねと話し合ったものです。この作品の場合は、流れとしてはしょうがないのかもしれませんが、大きな戦略的な敗北は構わないとしても、もっと戦闘場面での小さな勝利を多く出したら良かったのではないかと思いました。SFで悲しい敗北をわざわざ見たいと思う人はいないからです。

CGの映像は非常に美しく、見事でした。第一作で、あれほど大きく見えた戦艦が、たくさん出てきて、さらにスケールアップした巨大さが表現されていました。宇宙での映像には真実味がありました。賞金稼ぎ達のキャラクターも良くできていました。小惑星の中に巨大なヘビみたいな生物が隠れているというアイディアも傑作でした。細かなアイディアは充分に楽しめるものでした。

雪の惑星での戦闘も面白いもので、特にワイヤーを使って敵の戦車を倒すのは痛快でした。このような場面をふんだんに使えば良かったのではないかと考えます。倒れる時の戦車の所作は、ストップモーションを使ったのか少し不自然な気がして気になりました。

雪の中でルークが襲われる怪物はチラッとしか見えませんでしたが、着ぐるみが分らないような工夫はできなかったのかと考えました。「ジェダイの復讐」で、地下牢に閉じ込められた時に襲われる怪物はストップモーションと模型であることがはっきり分るので、こっけいな印象を受けましたが、この雪の中の怪物も充分に怖い感じが出せていなかったような気がしました。怪物の手を切り落とす場面も、カメラワークのためかまがい物であることがありありでした。

この作品はCG技術の成熟過程の初期の段階にありますから、完全に合成された怪物ではないので、せめて旧来の手法をフルに使ってアラが見えないように努力すべきだったと思います。「ファントム メナス」くらいからは、完全にCG映画になって、映像の美しさと細かさにあきれるくらいになりましたが、技術的にそこまでいっていなかったのでしょう。

シリーズがここで終わってしまわなくて良かったと思います。おそらく「ジェダイの復讐」のアイディアを持って、会社を説き伏せてシリーズを継続させたのではないかと思いますが、英断を下した20世紀フォックスの会社の役員達に感謝したいと思います。

« スターウォーズ(ファントム メナス) | トップページ | ワーキング ガール »