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2006年12月22日

ネゴシエーター

- 主役交代したら?  -

この作品は子供や、恋人と見ても良いと思います。残虐なシーンが意外に直接は出てきませんので、子供でも良いと思ったのですが、切り落とした耳を見せるシーンがチラッと出ますから、そこだけは敏感な子がショックを受けてしまうかもしれません。そんな子供は、刑事もの映画すべてを見せない方が良いと思います。普通にテレビを見ている子ならOKでしょう。考えてみれば、今のテレビは結構残虐なシーンを平気で流しています。

この作品のエディー マーフィーはいつもの彼よりも笑いません。少しだけジョークの場面がありますが、ほんの数分間ですしギャグもいつもより品があります。彼が主演しなくても問題なかったと思います。本来の味が出ていません。演技やアクション自体はマトモで、うまく演じています。ただし、ガラではないと思います。肉体派の俳優と交代した方が良かったのではないでしょうか。

悪役のやせた俳優は良かったと思います。頭も悪くなさそうで、不気味な感じがよく出ていました。ただ、宝石店に押し入る理由がよく分りませんでした。普通、刑事を殺した後は余程の理由がない限り新しい事件を起こさないように用心するのではないでしょうか。さらに、彼がエディー刑事の恋人のことをどうやって調べたのかが分りませんでした。脱獄も簡単にいきすぎのような気がしました。

犯人をもう一人、凶暴なだけの男を設定してみたら良かったのではないでしょうか。通常今までの映画なら、そのようにされています。その男が脱獄を手引きし、その男の暴走で宝石店の襲撃になり、エディー刑事の私生活がばれてしまうのなら、話として無理がないと思います。脚本の段階で何か検討しそこなったのでしょうか。

相棒のスワット隊員役は、もう少しキャラクターに魅力を持たせても良かったのではないでしょうか。出来が良すぎて親近感が持てませんでした。普通はマヌケで笑わせることが多いのに、この作品は何か冒険をしたかったのでしょうか。普通のパターンでは設定されていません。

サンフランシスコの町は、映画を作るために作られたという噂です。カーチェイスをする時に、この町の坂ほど最適なところはありません。坂道で電車が暴走する場面は昔から何度となく見てきましたが、カーチェイスに関して、この作品の技術は素晴らしいものがありました。綿密に計算しないと、スタントマンに死人がたくさん出そうなシーンでした。

この電車のシーンなどを中心に、しっかりしたスタッフがちゃんと作った映画だと思います。主役には別な俳優が良かったように思います。

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