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2006年12月26日

ビバリーヒルズ コップ

この作品のコンセプトは誰が考えたのか知りませんが、素晴らしいアイディアだと思います。私にはビバリーヒルズと言っても直接見たことはありませんし、裕福な街だろうくらいの感覚しかありませんが、あちらの観客には東部で犯罪者と紙一重の仕事をしていた黒人の刑事がビバリーヒルズにやってきたら、どのような顔をされるかが誰でも分るのだろうと思います。

この作品の頃のエディ マーフィーは、まだ黒人であることを売りにされる役者であったと言えるかも知れません。 もちろん、それ以外にも口汚く面白いトークをできることも何より大事ではありますが、映画の設定には彼が黒人であることが必須であったようです。そのうちにヒット作を重ねていくと、同じ設定にするには彼はメジャーになりすぎてしまうので、白人から嫌な顔をされると何か不自然な感じがしてしまって、作品の出来が微妙に変ってきます。

この作品は、子供向きではないような気がします。恋人と見るのは悪くないかも知れません。少々古くなってきましたが、まだ面白いと感じる人が多いのではないでしょうか。音楽も印象的でしたが、この作品に合っていたのか分りません。少し緊張感を強調しすぎの感じがします。ビバリーヒルズをイメージする、ゆったりしたジャズでも良かったのではないかと思います。

彼の監視役の刑事のキャラクターはよく考えたなと思いました。普通なら、年配の方のような生真面目な刑事が振り回されてイライラするのを我々が楽しむというのが一般的だと思いますが、この作品では若いオトボケの刑事も活躍して、もう少しで主役を食ってしまいそうです。この刑事は、少なくとも第一作では成功していました。でも、珍しい設定ではないでしょうか。普通は生真面目な刑事一人と主役との対決や友情を描くのではないかと思いますが。

この刑事たちとエディ マーフィーのやりとりが、私にとってこの映画の一番の魅力でした。第二作では、この辺が評判が良かったことに味をしめたのか、若い刑事のキャラクターをさらにオーバーにしていましたが、ちょっとやりすぎでした。

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