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2006年12月 2日

スターウォーズ(クローンの攻撃)

- ラブシーンはもっと熱く!  -

この作品も「帝国の逆襲」のように、シリーズのはざ間に位置すると思います。完全に負けて逃げるばかりのストーリーではないので、その分だけ救われるような感じがしますが、さすがにいつも勝利して爽快感ばかりではシリーズになりませんから、ラストに向けての谷間かつなぎのような話になるのも仕方ないと思います。

子供たちも映像は楽しんでくれましたが、やはりバカうけとまではいきませんでした。私も何度も見たいと思うほどの感動はなく、おそらくじっくり見直せば驚く細かいCGの映像の工夫も、その大半を見逃しているのではないかと思います。

恋人と見てもよい映画だと思いますが、感動を期待できる部類の映画ではないと思います。映像の美しさや、細かいCG画像に注目して、重箱の隅をつつくように小さな発見を探すオタク的な見方ならば価値が出る作品でしょうが、もし貴方がそんな見方をしたら相手があきれて、恋が終わってしまうかも知れません。

アミダラの殺害を企てた犯人を追って移動するシーンは、かなりの迫力がありました。賞金稼ぎのフェットとオビワンが雨の中で戦うシーンも面白い展開でした。つかまって競技場に引き出されて戦うシーンも、昆虫のような異星人たちの細かい映像と、数の表現は感動ものの細かさでした。「スターシップ トゥルーパーズ」でも似たようなバグたちが出演していましたが、残忍さの表現ではこの作品は負けていたかも知れません。

逃げようとする敵の巨大な気球?のような飛行物体がゆっくり落ちていく映像は、重量感もあり迫力を感じました。美しさを感じたほどです。しかし、見慣れてしまえば感動も薄れます。結局はCG技術も、スピード感や重量感、広大なイメージを表現するための道具にすぎませんから、展開の仕方で私達の満足感が得られるかどうかが大事だと思います。

この作品の展開の仕方が満足いくものだったかどうかですが、私は相当に計算されたものを感じますので、よくできた話だと評価します。アイディアがたくさん詰まっていながら、うまく整理されていることに感心します。相当に練って作られたのでしょう。前述の犯人の追走劇、草原に兵隊が展開していく風景、などなど印象的なシーンがたくさんあり、話の緩急がうまく組み合わされていたと考えました。しかし、一般的な評価はどうでしょうか? もう一段階魅力を出すためには、何かが足りなかったような気はします。

主演の二人の恋が進行するところは、本当のラブ ストーリーのような演出をしたらどうだったかな?と考えました。

目線のそらし方、見つめ合い方などを工夫して、徐々に愛情に変わっていくような演出にしたら、どうなっていたでしょうか? 安っぽい!と感じてしまわれると最悪ですから大変な冒険になりますが、もし成功したら凄い魅力を出したかも知れません。

そういえば、涙のラブシーンが不足していたような気もします。戦いの中で許されないのに、ということをアミダラに繰り返し言わせながら、ふたりとも涙して抱き合えば、私達も何か感じるものがあったのはないでしょうか。ふたりの会話に問題があったような気がします。「タイタニック」と同じような会話にすれば、盛り上がったのではないでしょうか?

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