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2006年12月27日

ドクター ドリトル(1)

- 困ることで客受けする役者  -

ドリトル先生というと、私の世代では軽妙なミュージカルスターが演じるもののようなイメージがありましたが。エディー マーフィーが演じることで意外性をねらう意味があったと思います。

この作品は、家族で見てもらうことをねらった映画だと思います。動物が出てくる映画は、基本的には家族が対象です。したがって、恋人と見るのにはあまり似合わない作品かもしれません。結構ドギツいジョークで笑えるとは思いますが、雰囲気が良くなるとは私は思いません。

エディ マーフィーは、何か思いがけなくひどい目にあって目を大きくひんむく表情をさせないと客受けしないと思います。スマートな刑事役をクールに演じてる場合は、どれだけ上手くやろうとも客は喜びません。そんな2枚目キャラクターではないからです。

また、肉体派でもないので、犯人と殴り合って勝ってもダメです。むしろ殴られて、ヒーヒー言って逃げ回るべきです。逃げながら、ずる賢い方法で犯人をやっつけた時に初めて観客は喜んでくれます。彼がしばらく低迷したのは、この原則に反する作品が続いたからだと思います。

この作品では、まず設定に意外性があったことと、動物達が家に押し寄せて、かなり困った状況になったので面白かったのですが、もっとひどい目にあって困った方が、さらに面白かったと思います。

動物達の会話が下品で人間くさく、おかしいことも大事ですが、やはり主役が困って我々を笑わせてくれることが最も重要だと思います。

 

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