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2006年11月26日

奥さまは魔女(2005)

-  奥さまは気が強そうな魔女  -

主演 ニコール キッドマン

2005年版の魔女はニコール キッドマンでした。ひどく下品なシーンはありませんので、子供や恋人と見ても悪くはないと思います。幸せな生活のイメージを連想させますから、見た後の雰囲気はよいはずです。仮につまらない作品だと思う人がいても、テーマ自体が幸せを連想させる映画ですので、それほど悪くはないでしょう。

テレビの「奥さまは魔女」を題材としても使ってありますが、パロディではなく、続編でもなく、何と言ってよいか分らない作り方です。ママ役の魔女は設定されておらず、パパ役の魔法使いが登場していますが、あまりドギツイ魔法で人を困らせるようなことはしておらず、テレビ版のドタバタギャグを期待すると、がっかりされるかも知れません。テレビ版は何秒に一回は笑いというギャグ番組の鉄則を守っているかのように、ギャグ満載の面白い番組でした。この映画は、もっとロマンチックな感じを狙っているためか、そこまではないようです。

相手役が情けなくて可愛そうな感じの人なら、キッドマンが抱きしめてあげると絵になったのではないかと思いますが、かなり大柄の俳優で性格的にも嫌なやつという印象を観客に与えてしまいがちでしたので、キッドマンが思いを寄せても共感できないと思います。チェビー チェイスのような感じでも良かったのかも知れませんが、この男優の描き方には問題があったと考えました。

奥さまの描き方も、可愛い女性にしたいのか、魔法で画策する小悪魔タイプで描くのか、はっきりした意図が分りませんでした。娯楽映画の場合はステレオタイプで構わないので、単純な主人公像でやって欲しかったと思います。キッドマンの個性からなら、小悪魔タイプのほうが似合っていたのではないでしょうか?

相手役のマネージャー役がトム クルーズをイメージしていたのは笑えました。また、映画のセットが舞台でしたので、主演の二人が踊るシーンはなかなかロマンチックに出来ていました。いっそのこと、完全なミュージカル風に様々なセットを舞台に踊りまくったら笑えたのではないでしょうか。

見終わった後の印象は悪くありませんでした。残念ながら私の隣には恋人がいませんでしたので、幸せ感を分かち合うことはできませんでしたが、新婚ホヤホヤの家庭なら映画の魔法にかかって、何か良いことが起こるような気がします。

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