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2006年11月 4日

Always 三丁目の夕日

- 吉本新喜劇のCG版 -

この作品は早く見ようと思っていたのですが、子供たちの見たいピカチューだのナルニアだのを見たためにとうとう見損なってしまっていました。昨日、やっとビデオで観ました。

子供たちにも何となくうけていました。古臭い~、信じらんね~と笑ってましたが。昭和30年代以前の生まれの方達は、懐かしさで胸がきゅんとなるような作品ですから、一人でも家族でもいっしょに見て良いと思います。たぶん、おじいちゃん、おばあちゃん達も「ああ~、あんなのあったね~。」と言いながら、喜んでくれるのではないでしょうか

全体のセピア色の色調がとても良かったと思います。それに、まず漫画の「三丁目の夕日」を映画化するというアイディアが素晴らしいと思います。私はせいぜいアニメ化しかできないだろうと考えてました。脱帽します。特撮を得意とする監督ですから、CGの映像も充分な出来だったと思います。さすがにピクサー作品ほどの動きの自然さはなかったかも知れませんが、この映画では気になりません。

ストーリーは特に紹介しません。見てください。よくある漫画的な短編の話をつなげただけです。

堤真一は青年を演じさせるとうまいのですが、今回の役にはもっと薄汚い役者の方が合うような気がしました。彼はとても修理工場のおっさんには見えません。以前、幽霊お父さん役をやった片岡鶴太郎はいい味出してましたが、あのような役者がいいと個人的に思います。 いっそのこと、全部コメディアンでやったら面白かったのではないでしょうか。集団就職してくる掘北マキも、もっと思い切りブサイクでよかったのでは? あんなきれいな子がいるなんて、おかしいです。

皆の演技がオーバーでしたが、いわば吉本新喜劇のCG映画版を見ているようなものですから、別にいいかなと思います。その点から考えても、最初からコメディアンをそろえると自然だったのではないでしょうか。主演の吉岡は発声法に工夫があっても良かったのではないかと思いました。時々、棒読みみたいでした。

小雪って、不思議な女優です。テレビに出て話すと、何言ってるのか分らないブッ飛んでる人ですが、映画ではバッチリはまってます。少し前なら、この役は鈴木京香が絶対やりたがった役ではないかと思います。女優魂をくすぐる良い役だと思います。指輪がはまっているはずの指をかざして見る顔はきれいでした。この映画の見どころのひとつでしょう。

とにかく、昭和30年頃の風景を、ここまで再現してくれたスタッフに感謝します。

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