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2006年11月27日

奥様は魔女(1942)

-  かなりロマンチックな物語でした  -

この映画は、有名なテレビシリーズではありません。製作は1942年で、おそろしく古い、一回きりの作品です。テレビシリーズの後に、二コール キッドマン主演で、2005年に再映画化されていますが、どうやら最初の映画は関係ない話らしく筋が違います。タイトルも「奥様」と「奥さま」と、微妙に違います。比較してみるのも面白いと思います。

いずれの作品も、家族でいっしょに見ることを前提にしていますので、子供が見てもいいと思います。恋人と見るときに一番無難なのは新しいほうだと思いますが、見た後の雰囲気は1942版かもしれません。テレビシリーズも結構おかしいと感じてくれるかも知れません。1942年版は、映像が暗く、演出のクセというか約束事が古すぎて、子供では分ってくれないかもしれませんが、私は逆に新鮮に感じました。

1942年版は、選挙に立候補する男に魔女が惚れてしまうという設定で、男はダーリンと呼ばれていないのが私の感覚では意外でしたが、テレビのダーリンよりしっかりしていて、演技も真面目でした。テレビのダーリンは私の慣れのせいかも知れませんが、よい人でした。2005年版のダーリンは、私には全く良いところがないように思えました。ダメ男だとしても、母性本能をくすぐるタイプの俳優を選ぶべきだと思います。

特撮に関しては当然古い作品はチャチでしたし、魔法が頻繁には出てこなかったようでしたが、各々ユーモアのある魔法に好感を持てました。主人公の二人が出会う場面は、結構ロマンチックになっていて意外でした。テレビよりも全体にロマンチックな感じを狙っていたようです。テレビほどではないにしても、主人公があわてるシーンのドタバタ劇はありました。でも、公開当時も爆笑という感じではなかったのではと推測します。「ギャハハ」というより「ハハハ」に近い感覚です。監督も名作を撮った人なので、品を重んじる方だと思います。

主演女優は美人でしたが、他の出演作品を見た事がありません。声が甘ったれた感じでした。恋敵役の女優も美人でしたが、こちらはわがままなお嬢さん役の演技も結構うまくはまっていました。主演男優は昔の名優ですから、コミカルな内容に、ちょっと意外性を狙ったのかもしれません。

何度も見たくなるほど最高にロマンチックで楽しい作品ではないと思いますが、意外に楽しめました。おそらく画像の再処理をやってあるのでしょうか、古いわりに画もよく分りました。

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