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2006年10月18日

宇宙戦争

 ― 始めにCGありき ― 

  監督?製作はスピルバーグ 主演トム クルーズ

この作品は途中に気味の悪い場面が続くので、子供にはお勧めしません。人間を植物の肥料にしようとする設定なので画面が真っ赤に染まりますから、夢見が良くない子が出るかもしれません。もっとぼかして表現すれば良かったのにと思います。恋人と見るときも、同じような理由でベストとはいかない作品だと思います。でも映像のアイディアには素晴らしいものがあります。 

ストーリーはオーソドックスで、かって有史以前に、宇宙人が人類をえさにする目的で機械を地中深くに埋めていたという設定です。ある日、雷とともに宇宙人の襲撃が始まりますが、彼らには人類の兵器は全く役に立たず、人は次々と殺され逃げ惑うばかりです。主人公は子供達を連れて逃げますが、殺人マシーンが迫ってきます。逃げられるかどうか? どうやら逃げ切るのは難しいようです。さて、どうするか? という物語です。 主人公は離婚していて、その奥さんはロード オブ ザ リングの王女役のあごの割れた女性で、そんなことはどうでも良いのですが、とにかくその元奥さんの所へ子供達を預けようと考えます。長男は主人公の言うことを全然聞きません。私の長男もそうです。それも関係ない話ですが、映画では長女も半分ひねてます。この娘役がすごい演技をしてくれるダコタ ファニングで、この娘と旅を続けます。 

この映画の魅力は、まず襲ってくる機械のすごさです。高速道路の高架橋が倒れる場面や人間が瞬時に焼き殺される場面の迫力は、他の作品ではちょっと見られません。そのアイディアが、他の場面で生きていないのが残念です。したがって、機械の襲撃シーンが終わったら早送りしても良いかも知れません。 私は、主人公は死ぬべきだったと思います。爆弾を持って機械の中に入っていたら、少なくとも映画の質が変わったはずだと思います。結末を語るのは、子供達でよかったのではないでしょうか。トム クルーズの演技は悪くないと思いましたが、殺人のシーンにはどれほどの意味があったのか分りません。隠れ小屋の中では話が間延びしてしまった感じがしました。 

奥さん役も子供役も良い役者で製作もスピルバーグですから、傑作になりそうな気がしますが、そうなっていません。どうやら最近のスピルバーグの周りにはアイディアマンがたくさんいるらしく、皆がすごいアイディアを出すので収拾がつかなくなっているのかもしれないと推測します。この作品も、「このようなCGが出来ます!」「いや、こっちの方がすごいです!」というアイディアが始めにあって、脚本がそれに合わせて作られたような印象です。

見終わってから,すがすがしい印象や爽快感があったかというと,それはありませんでした.でもCG画像だけならもう一度見てもいいような気がしました.

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