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2006年10月 6日

イレイザー(1996)

主演 アーノルド・シュワルツェネッガー

この映画は、職場の温泉旅行中、バスの中でビデオで鑑賞した記憶がある。つまり劇場で観たいと思うほど人気はなかったか、あるいは熊本市では公開されていなかったかだろう。面白い作品だと思うのだが、意外にヒットはしてないはずだ。その理由は分からないが・・・・

おそらく家族で見て良い作品だと思うし、そのように想定して作られた作品のはず。でも、悪人が自殺するシーンなど結構ショッキングな場面も多いので、小さい子供には情緒面に良くないと思える。R指定がついていたかも知れない。その点が問題ないならば、誰と見ても楽しめるはず。恋人と見ても、初めてなら「おー面白い。」と感じる人が多いのではないかと思う。なぜ名作になれなかったのか? 

製作はだいぶ前なので、インパクト的に少々古くなり、その流行的な価値は失われてしまったが、重要な要素であるある武器のアイディアが現実的だったことと、もともとCGを駆使した作品ではないので、極端に色あせてはいないと思う。パラシュートなしで飛行機から落ちて生き残るなんてありえねーと言ってしまえばそれまでだが、アイディアに免じて許してあげませう。 

通常なら目立ってはいけないはずの保護官が、この作品では思い切り目立っている。変な格好で役所をうろつき、銃もバンバン撃ちまくって、マフィアの告発人を助けたかと思いきや、武器輸出を内部告発した女性を保護しようとする派手な物語。ジェームズ・カーンのような役者が登場するので、映画好きは「ははーん。」と筋が分ってしまうが、とにかくアクションのアイディアが素晴らしいので、それでも楽しめる。

個人的に、劇場主としては悪役達の個性の演出に時間を裂いて、もっと怖さを出して欲しかったと思うが、そうすると後味が変わってしまうかも知れない。でも、これで悪役達の中にユーモラスな人物がいたらどうだったろうかと思うと、おそらく作品を観た後に寂寥めいた感覚が生じ、興行収入にも好影響があったのではないかと思う。よくは分からないが・・・ 

主演のシュワルツェネッガーは、当時多くのヒーローを演じていたが、この作品は彼のベスト3に入ると思う。ただし、そろそろ賞味期限に近づいた時期の出演でもあった。アクションはぎこちないが、パワーで押し切る感じがアメリカ的で、好感すら覚える。共演のバネッサ・ウイリアムスも、得意のダンスや歌を封印して、役割を充分に演じていると思う。演出よりアイディアを楽しむべき作品。楽しめます!

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