映画評

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2006年10月 9日

バード オン ワイヤー(1990)

主演 メル ギブソン

この映画は、子供でも楽しめる内容だと思う。小さい子なら、脳天気に結構笑ってくれるかも知れない。恋人と見ても楽しい内容だろうけど、何か食べながら飲みながらでないとテンポが遅くてつまらなく感じるかもしれない。 ’ながら見’だったら、今でも時間つぶしには良い作品で、ゲラゲラ笑える場面がたくさんあると思う。

劇場主はゴルディー ホーンが好きで、彼女がこの作品に出演しているから観たのだが、作品のワクワク度はいまひとつという印象だった。集中して観るには、少し無理がある作品。笑いのセンスが古めだったからか?

命をねらわれている主人公のメル・ギブソンと、もと恋人のゴルディー・ホーンのドタバタ逃避行の物語。当時のメル・ギブソンはリーサル・ウェポンを撮っている頃で、人気絶頂に入った時期。いっぽうのゴルディー・ホーンは45歳くらい?かで、ヒロインとして出演するには無理がある感じもするが、大きな目を見開いてキャーキャー騒ぐ姿は相変わらず笑えた。

でも、何か盛り上がりに欠けたような気がして、かなりの部分は早送りして観てしまった。テンポに問題があると思う。場面ごとの2人の演技には問題ないようなのだが、編集や脚本、設定の段階に問題ありかも。テンポとは難しいもの。時代によって随分変化する。より早くなっていく傾向があると思うが、微妙な遅さが必要な場合もあるはずで、一概に言えない。

メル・ギブソンはミスキャストだったかも知れない。本当の身勝手男の雰囲気がする俳優が、メチャクチャな行動をとって、不幸な運命の女を振り回すのが本来の設定のはず。ヒロインは不幸が似合うが、酷い目に遭うと笑える個性の女優が望ましい。この作品は、酷い目に遭うヒロインを笑うための作品と思う。大胆なことをするリーサル・ウェポン俳優でも、身勝手で、だらしない雰囲気には欠けているような気がする。

監督は細かい作業が苦手なのかも知れない。同監督の「サタデー・ナイト・フィーバー」のラストは「え~? これで終わるの?」という感じでいただけなかった。この作品もアイディアは悪くなく、爆破シーンは迫力があり、バイクでの逃走とカーチェイスも面白い、お色気も適度で笑えるなどの優れた点が多いのに、間のつなぎ方などに工夫が足りないと思えた。(2017.06.02改編)

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