映画評

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2006年10月 6日

プリンス アンド プリンセス

監督  ミッシェル オスロ

 この映画は、不思議な雰囲気の作品でした。何かの本で紹介されているのを読んだことがあったので見てみましたが、まず子供達には結構うけていました。家族いっしょに見ることを想定した作品だと思います。恋人と見ても、けして幼稚で見ていられないというような心配はないでしょう。幼稚すぎず難解すぎない、その辺のバランスが良い作品だと思います。ただし、オタク的なクセに耐えなければいけません。

6つの短編の作品を、評論家か役者か分からないような人達が実験的に演じてみるという設定で、短編のいずれもが王子や王女の物語です。各々の短編は、イソップかグリム童話で聞いたことがあるような話ですが、その語り口が独特です。影絵のような映像で、たぶんCGを使っていないと思いますが、私の勘違いでCGを使わないように見せるCG技術を使っているのかも知れません。

この作品の企画はどなたが中心なのか興味がありますが、調べたところでは監督ご自身のアイディアのようです。影絵で出てくる人物の描き方、色彩、動きなど全てに、フランス人のオタク的な雰囲気がただよっています。エジプト象形文字などに造詣のあるかたらしく、エジプトオタクであると推測されますし、また絵本オタク、鳥類オタク、演劇オタクの映画オタクであることが強く疑われます。さすがオタクらしく、この物語はよくできています。

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