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2006年10月27日

トレジャー プラネット

- 名作は宇宙にも展開 -

 この作品はディズニー製作のアニメですから、子供も大人もいっしょに楽しめます。恋人といっしょに見てよいかですが、この作品の狙いとしては少し設定外の対象かもしれません。しかし、それでも楽しめると思います。原作が良いのは当たり前ですが、それに加えて絵の見た目の良さ、キャラクターの作り方などに、さすが伝統のそつのなさを感じます。

未来のある星に、母子家庭で育った少年がいます。そして、少年が少々ひねているのもありがちな設定で、この辺は現代風になっています。この少年が主人公です。ある日、彼が偶然手にした地図には海賊の宝の位置が示されていることが分ります。少年は知り合いの先生といっしょに宇宙船をチャーターして、「宝島」ならぬ宝の星を目指して旅に出ます。しかし船の船員達は非常に胡散臭く、信用できません。はたして無事に星までたどりつけるのか、そして宝を手に入れることができるのか?というストーリーです。

原作の「宝島」は、実は私は読んだことがありません。何となく筋は知っていますが、実写版の映画も見たことはありませんし、劇中劇のような形で断片的に見たことしかありません。とにかく名作らしいです。でも相当昔の本ですから、今の子供たちにうける為には、思い切りCGを使って夢のような映像を作るか、もしくは設定を現代や未来に移すしかありません。この映画は、その狙いが成功していると思います。ただ、私の子供達は思っていたほど感激しませんでした。

私は、この作品は画面の構成、海賊達のキャラクターなどは実にアイディアあふれていて、おそらくディズニー伝統の綿密な打ち合わせで練りに練られた結果が出ているのだと思いました。ところが、宝の星に着いてからの展開がしばらく遅いので、子供達がちょっと退屈してしまったのが分りました。ロボットの扱い方に原因があるような気がします。おかしなキャラクターを強調したために話が遅くなってしまうのは、「スター ウォーズ」のジャージャーピンクスの例と同じです。ロボットは主人公ではないのですから、短くても印象的な扱いを心がけるべきだったと思います。

母と子、そして少々形は違うけれど父的な存在と子供との間の感情が、この作品では描かれています。小学校の高学年くらいが一番おもしろいかもしれません。お父さんはラストでジーンと来て、泣いてしまうかもしれません。

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