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2006年10月17日

ターミナル

 - 誰が見てもOKの舞台劇?-   

監督 スピルバーグ、主演 トム ハンクス

この作品は、子供も大人も恋人もOKです。ひとりで見てもOK.家族もOK.どのような人と見てもたぶんOKです.

東欧の国からやってきたトム ハンクス演じる一人の男がアメリカのある空港に降り立ちますが、ちょうどそのとき男の母国にクーデターが発生したため、男は国籍がないような状態になり、空港で足止めされてしまいます。空港にいやらしい官僚タイプの担当官がいまして、男を強制送還して厄介払いしようと画策しますが、なぜか男は空港から出ようとしません。男は英語がうまく話せませんので、目的がよく分りませんが、何かをねらっているようです。いったい何を目的としているのかの謎解きが、この作品の一つの筋になっていますが、それに加えて空港で生活していくために男が小銭を儲ける手段を考え出したり、友人や恋人?ができたり、ついには就職までしてしまうストーリーが笑えます。

実際にクーデターが起きた時に、どのような対応を取られるのか知りませんが、帰国の意思の確認くらいはされるのではないでしょうか? それとも移民の制限のために、実際もこのようなことがされるのでしょうか? メキシコからなら間違いなくそうだと思いますが、軍事クーデターの場合に映画と同じことをされたら、死にに帰るような例も出るはずです。でも、今はテロリストを警戒して入国が格段に厳しくなっているそうですから、実際のところどうなのかは分りません。

成田空港ではこんな時、どのような対応をするのでしょうか? 中をうろうろするだけでも許されず、狭い部屋に監禁されるかも知れません。あの空港は狭くて休むところもないので、トム ハンクスもあきれて「こんなに休めないなら収容所送りになったほうがマシだ。」と、帰ってしまうような気がします。時差ぼけでフラフラする人のために、もうちょっと椅子を増やしてもらえないかと思います。それに、日本の空港では友人はできにくいでしょう。空港職員の管理の具合が違いますから、仲良くして損するような場合には絶対冷たくされます。微笑んでくれても近づいたりせず、行動をいちいちチクられるでしょう。ましてや美人が近づいてくるなんて、美人局かなにかしかありえません。あわれ、トム ハンクス君は身ぐるみ剥がされて身も心もボロボロになって強制送還される結果となるでしょう。

トム ハンクスの演技は笑えました。ただし、いつもの切れがないような気もしました。さすがに常に名演を期待されるので疲れたのでしょうか? キャスリン ゼダ ジョーンズは、不思議な目をした美人で妖艶な悪女がはまり役ですが、今回はちょっとコミカルな役でした。年齢を言うシーンが一番笑えました。マイケル ダグラスとまだ結婚していると思いますが、話題作に出ずっぱりのような気がします。夫婦仲はどんなでしょうか。まあ、別れたとしても私と仲良くなることはないので、どうでも良いのですが。空港の担当官役は、いやらしい雰囲気がよく出ていました。この作品で一番印象的だと思います。

話の流れ方が舞台劇のような気がしましたが、原作はもしかすると舞台用に作られたのでしょうか? 私も文章を書くからには調べれば良いような気がしますが、調べてません。空港のセットを作ったそうですが、本当にセット?と思うほど豪華で、広大でした。まず、このセットに注目しないといけません。宣伝文句ほど感動する作品ではないようですが、結構笑えるシーンが多くて、見た後もいい気分になれる作品だと思います。

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