映画評

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2006年10月16日

ミリオンダラー ベイビー

  - ある愛の物語 -

監督 クリント イーストウッド 主演ヒラリースワンク

この作品は子供に見せて良いのか分りません。結末のあり方を子供に説明する時に、どう話して良いか分らないからです。あらかじめ親だけで見てから判断されたほうが良いでしょう。恋人と見る場合は、おそらく良い効果をもたらすと思います。愛や互いの思いやりについて2人で話してみると愛情が深まるかも知れません。でも相手の考え方を読んで、慎重にやるべきです。もし、「ふん、こんなの愛じゃねーよ。」と一蹴するような相手では、口論のあげくに分かれてしまうかも知れませんので。もっとも、分かれるべきかもしれませんが。

この作品は、女性ボクサーと老トレーナーの物語です。クリント イーストウッド演じる老トレーナーの腕を慕って、ヒラリー スワンク演じる女性がジムにやってきます。この女性の家庭は、ひどく貧乏で、愛情よりも金銭欲という環境ですが、彼女はそんな中で一人町に出て、極貧生活をしながら激しいトレーニングに打ち込みます。果たして彼女はチャンピオンになれるか? そして老トレーナーとの関係はどのようになるか?というストーリーです。

主演のヒラリー スワンクはブスと言ってよい方ですが、魅力あふれる女優です。ガッツある雰囲気と、時々見せる人なつこい笑顔が素敵です。ボクシングの動きも自然でしたので、相当トレーニングしたに違いありません。クリント イーストウッドとモーガン フリーマンも味のある渋い演技でしたが、この作品は彼女の魅力に負うところが大きいと思います。

抱き合ったり、結婚したりするわけではありませんが、老トレーナーと女性ボクサーの間にあるのは、やはり愛だと思います。それもとびきり深く、思いやりと慈しみに満ちた、そして辛い感情です。愛にはこんな形もあるのだと、感じ入りました。

私と家内の間にかってあった愛(本当にあったのか自信がなくなりました)など、問題にならないくらいの深さです。同じ立場で自分がどうするか考えてみましたが、どうすれば良いのか分りません。

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