映画評

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2006年10月13日

ウエストサイドストーリー

音楽 レナード バーンスタイン 主演 ジョージ チャキリスなど

これも随分前の映画で、公開当時の興奮度は劇場主も知らないが、大変なものだったらしい。子供が見ても良い映画だと思うが、面白く感じてくれるかどうかは分からない。いきなり色の変わる変な画面(インターミッション)が出た時点で「しまった故障だ。」と、見るのを止める可能性がある。

話自体は、子供にも退屈ではないはず。恋人と見て良いかだが、正直言って今ではもう勧められない。昔は最高のラブストーリーだったはずだが、ダンスには流行があり、見せて相手に趣味を笑われては困る。本格的にダンスをやっている相手なら、古さに関係なく理解してくれるかもしれないけど、でもそんな人は多くないはず。 

ストーリーはロミオとジュリエットの現代版だ。公開当時はロミオ役より、敵役のジョージ チャキリスのほうが人気が出たらしい。ダンスのうまさや精悍な顔つきのためかと思う。小森のおばちゃまも大ファンだったと記憶している。 劇場主は、この作品の批評を散々読んだ後に見たが、躍動するビート! 観客も踊りだす!などと書いてあるのに、全然踊り出しませんでした。何と言っても当時はデスコフィーバー(なまってる?)の時代ですから、腰をクネクネしないダンスは理解できない。その後、古いミュージカルや本当のバレーなどを見た後で、この映画の良さがやっと分った気がする。この映画は、ちゃんとミュージカルの歴史の線上にあると思う。当時としては画期的とも言える音楽と最新のダンスを取り入れたぜ!やったな、おい!という感覚の作品で、古い踊りをしていたわけではなかったのでした。 

古さを感じさせないための基本は、スタジオの使い方が的確であること。今の観客が許してくれる映像でも、将来の客はシラけてしまう可能性がある。おそらく色彩や音響の技術的問題と思うが、もともと室内の場面ならセットで良いとしても、セットか屋外かは時には雰囲気を決定的に変える。屋外なら陰に隠れてしまう点も室内のセットだと細かい所が見えすぎて、古さを明らかにしてしまうような気がする。可能な限り屋外での撮影を増やした方が作品の寿命を長くすると思う。

‘色の変わる変な画面’(インターミッション)を見ると、この作品は芸術の域に達しているな~と思うが、リモコン片手に早送りが可能な準備をしてからでないと見れない。そうしないと家族から、「故障か? はよう飛ばさんかい!」と文句が出るに決まっている。だから、インターミッションなしのDVDもあるらしい。

 

 

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